苦労を敬遠するようになった新世代の労働者、やりがい求める風潮広がる―中国

Record China    2012年4月8日(日) 8時23分

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6日、ロイター中国語版は記事「若い労働者はもはや苦労を望まない」を掲載した。新世代の中国人労働者は変化しつつある。親世代のような苦労を敬遠し、よりやりがいのある仕事を求める傾向が広がっている。写真は湖南省のデータケーブル工場。

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2012年4月6日、ロイター中国語版は記事「若い労働者はもはや苦労を望まない」を掲載した。

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世界の工場・中国を支えた出稼ぎ農民。安い給与とつらい労働環境に耐えて、中国の成功の担い手となったが、その子どもたちはそうではない。26歳の張淑香(ジャン・シューシャン)さんも若い労働者の一人。コーヒーメーカー工場を皮切りにこれまで20社以上の工場を転々とし、今ではアップル製品などのOEMで知られるフォックスコンの工場で働いている。現在の生活を尋ねると、「仕事がつらい」とこぼし、6月までにやめるつもりだと話した。

香港の労働者支援団体・中国労工通訊(CLB)のGeoffrey Crothall氏によると、若い労働者は権利意識が強く、得られるはずのものが得られないとストライキや抗議活動を起こすと指摘した。労働者たちは抗議を貫徹すれば、給与アップや労働環境改善などの要求が受け入れられると知っているのだという。また中国の若年人口(15〜24歳)は今後12年間で3分の2にまで減少する。それだけ若い労働者が希少資源となり、交渉を優位に運べるようになった。

また単につらい仕事が敬遠されるだけではなく、やりがいを求める風潮も広がっている。ある労働市場では月給3000〜5000元(約3万8800〜6万4600円)という条件で電話営業員の募集があったが、応募者はほとんどいなかった。(翻訳・編集/KT)

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