中国、パラセル諸島を一般観光客へ開放=領有権の主張材料か―中国メディア

Record China    2012年4月5日(木) 19時30分

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4日、中国国家旅游局は、国内の一般観光客に対してパラセル諸島の観光訪問を解禁する方向だという。南シナ海に位置する諸島は中国のほかに台湾やベトナムも領有権を主張しており、今回の決定も中国による領有権のアピールとみられる。写真はパラセル諸島。

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2012年4月4日、中国国家旅游局は、国内の一般観光客に対してパラセル諸島(中国語名:西沙諸島)の観光訪問を解禁する方向だという。南シナ海に位置する諸島は中国のほかに台湾やベトナムも領有権を主張しており、今回の決定も中国による領有権のアピールとみられる。新京報の報道。

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中国のハワイと言われる海南島の南東方向に位置するパラセル諸島。携帯電話もインターネットも使えないここは手つかずの自然景観にも優れ、海南省では2011年から観光開発に着手している。海南旅游発展委員会によると、年内にも同諸島の観光を解禁する予定。

国家旅游局の王志発(ワン・ジーファー)副局長は先月、「パラセル諸島の開発は周辺の防衛を強化するとともに、われわれの主権をアピールするものであり、南シナ海の島嶼領有権問題解決に有効」と発言している。また、軍事専門家の尹卓(イン・ジュオ)氏も、「従来の国際法規にのっとって言えば、先に開発した国が管轄権や主権を行使できる。観光開発もその一部分とみなすことができる」としている。(翻訳・編集/愛玉)

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