3年で訪中13回、この政府高官はなぜこんなに必死なのか―中国メディア

Record China    2018年5月19日(土) 0時0分

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17日、海外網は、中国とオーストラリアの関係が冷却化する中、オーストラリアのスティーブン・チオボー貿易・観光・投資相が上海を訪問したことを報じた。資料写真。

2018年5月17日、海外網は、中国とオーストラリアの関係が冷却化する中、オーストラリアのスティーブン・チオボー貿易・観光・投資相が上海を訪問したことを報じた。

記事は、チオボー氏が17日に上海を訪れ、商業イベントに出席するとともに、ラグビーの試合を観戦したと紹介。「中豪関係が冷却化して以降、初めてのオーストラリア閣僚による訪中だ。3年間で13回の訪中経験があるチオボー氏の中国訪問に、オーストラリアのメディアや商業界からは両国関係改善への期待が高まっている」とした。

そのうえで、中国社会科学院アジア太平洋・グローバル戦略研究院の専門家らは「オフィシャルな交流ではなく、両国関係改善目的の訪問ではない。ただ、ポジティブなシグナルにはなる」「今の両国関係冷却化は経済ではなく政治的な問題によるもの。今回のチオボー氏の訪問は経済に重点を置いている」との見方を示したことを伝えている。

記事は「中国の台頭に伴い、オーストラリアには冷戦的思考に基づく警戒心を抱えつつ、経済関係を重視して中国の成長によるチャンスの恩恵を受けたいという、非常に矛盾した対中心理が生まれた」とし、「この30年あまり、オーストラリアほど中国経済の急成長から多くの利益を得た国はない」というオーストラリアの経済専門家の話を引用した。

記事によると、オーストラリアのターンブル首相は2016年9月以降、ビショップ外相も2年間中国を訪れていないという。中国社会科学院の専門家は「ビショップ外相が15日、年内に訪中すると語っており、両国の関係が雪解けを迎える可能性は高い。ただ、オーストラリア政府の言動に引き続き注視する必要がある」と指摘している。(翻訳・編集/川尻

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