<レコチャ広場>片時も手放せないiPhone=留学生の必携ツール―日本語教師のひそかな悩みに

Record China    2012年4月5日(木) 8時43分

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日本で学ぶ留学生にとっても携帯電話はともて便利なツール。iPhoneやスマートフォン(多機能携帯電話)が出現してからは一時も手放せない必需品になっているようだ。写真は東京・池袋駅北口に近い中華街。

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2012年4月5日、日本で学ぶ留学生にとっても携帯電話はともて便利なツール。iPhoneやスマートフォン(多機能携帯電話)が出現してからは一時も手放せない必需品になっているようだ。留学生に日本語を教える日本語教師のひそかな悩みは、授業時間中の生徒のiPhone使用。「授業中は駄目」と注意はしてもなかなか徹底は難しい。

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最新の携帯電話は素晴らしい。これさえあれば、音声電話、メール、インターネット検索、音楽のダウンロードはもちろん、留学生はくに(故郷)の両親と直接話ができ、母国のテレビをリアルタイムで見ることもできる。いろいろな悩み・寂しさを抱えて日本に一人留学している学生にとって必需品だ。

東京・JR池袋駅北口に近い中華街のK中華料理店(島区池袋1丁目)。春休みのある日、中国人留学生と懇談した。大連市出身のこの好青年とのお酒を飲みながらの話は大いに弾んだが、気になったことがひとつ。先生である私と話している間中、iPhoneを手から離さないのだ。友人とおぼしき電話相手と5分と間を置かずに何かを話す。先生を見たり、iPhoneを見たり、忙しいことこの上ない。

失礼を注意してあげるのが本当の親切とは思いつつも、結構孤独な留学生の気持ちを知っている小生、ついつい言いそびれて注意することができなかった。日本には天皇陛下臨席の場で携帯電話を使って問題になった有名国会議員もいるほどだから、留学生を一概に非難することはできない。

「Skypeで毎週末、くにの母と話します」。嬉しそうに話す留学生を前にすると、注意する心が揺らいでしまう。ひそかだが、結構深刻な悩みだ。(取材・編集/日本語教師RN)

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