台湾地区の「中時電子報」に掲載された記事によると、「悪性脳腫瘍の発生率がこの21年間で2倍以上に激増しているのは、無線携帯電話の使用によって、最も悪性であるグリオブラストーマ(膠芽腫)の形成が助長されることが原因である」とする研究があると報道した。しかし、英王立がん研究基金 (Cancer Research UK)はこの主張に反論、携帯電話が悪性脳腫瘍の罹患リスクを高める可能性は「ほとんど皆無」としている。中国新聞網が報じた。
英国の発症例は、1995年の983例から2015年には2531件まで増加した。研究チ―ムは、「悪性脳腫瘍の発症率が増加しているのは、無線携帯電話を使用することで、グリオブラストーマ(膠芽腫)の形成が助長されることが原因とみられる」と説明。この研究報告は、学術誌「Journal of Environmental and Public Health(公共衛生と環境)」に発表された。
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