安倍首相が中国首相の北海道訪問に同行=「手厚いもてなしの背景に隠しきれない危機感」と韓国紙

Record China    2018年5月10日(木) 19時50分

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10日、米華字メディアの多維新聞は、安倍晋三首相が訪日中の李克強首相と10日から一緒に北海道を訪問することについて、韓国メディアが「手厚いもてなしの背景には隠しきれない危機感がある」との見方を伝えたことを紹介した。写真は安倍首相。

2018年5月10日、米華字メディアの多維新聞は、安倍晋三首相が訪日中の李克強(リー・カーチアン)首相と10日から一緒に北海道を訪問することについて、韓国メディアが「手厚いもてなしの背景には隠しきれない危機感がある」との見方を伝えたことを紹介した。

記事によると、10日付の韓国紙・中央日報は、8日から日本を国賓訪問した李首相を「安倍首相は手厚いもてなしで迎えている」とし、10〜11日の李首相の北海道訪問に安倍首相も同行する予定であることを伝えた。安倍首相と李首相は札幌で行われる中国の省長と日本の知事が集まるフォーラムに同席するという。

中央日報は「安倍首相は最近になって、中国との関係改善に熱心に取り組んでいる」とし、今月4日に中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席と史上初めての日中電話会談を行ったこと、「平和友好条約締結40周年を迎えた今年を契機に、日中関係を次なる段階へと引き上げていきたい」と意欲を示してきたことを紹介した上で、これをめぐり「外交分野での成果を前面に出して国内の政治的危機を打開したいというのが安倍氏の意図」という分析があることを伝えた。

中央日報はまた、安倍首相と李首相との首脳会談について、両国は東シナ海などで自衛隊と中国軍の偶発的な衝突を防ぐために「連絡メカニズム」の運用を6月8日から開始することで合意したこと、首脳間の相互訪問が必要だという点でも意見が一致し、李首相が安倍首相の年内訪中を求め、安倍首相は「適切な時期に訪問したい」との意向を伝えたこと、日本政府は安倍首相の訪中の後、習主席が日本を答礼訪問する流れを期待していること、安倍首相が共同記者会見で「北京と東京は飛行機に乗ればわずか3時間あまりの距離」とし「首脳同士が容易に往来できる関係を構築したいと考えている」と述べると、李首相が「数年間、中日関係には多くの波風や雨風が過ぎていったが、今や波風は収まり晴天が広がり始めた」と応じたことなどを伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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