「精神日本人」は病気、しかも重症で治療が必要―中国誌

Record China    2018年5月10日(木) 9時50分

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9日、中国で問題となっている「精神日本人」をめぐり、新華社系の時事問題誌・半月談は「精日分子は病気、しかも重症で治療が必要」と題する文章を掲載した。資料写真。

2018年5月9日、中国で問題となっている「精神日本人(精日)」をめぐり、新華社系の時事問題誌・半月談は「精日分子は病気、しかも重症で治療が必要」と題する文章を掲載。「病因」「症状」「治療」などの小見出しを付け論じている。以下はその概要。

関係当局が把握する状況によると、精日分子とは中国人・中華民族を敵視し、中国人であることを恥ずかしく思うくらい日本を崇拝する人々のことを指す。彼らにとって日本は「理想の国」であり、彼らは日本軍国主義の過ちや罪を全力で「きれいに」しようとさえするのだ。

先月、あるネットユーザーがイベント会場に大量のごみが残されていた問題を精日色たっぷりの言葉で非難し、他のユーザーから抗議を受けたが、精日は「ネットユーザー」という隠れみのをまとって身を守っているばかりではない。彼らの「症状」はもっと重いのだ。昨年8月、上海の四行倉庫抗戦記念館前で日本軍コスプレをしたグループは事前に計画を立て、組織的に動いていたことが警察の調査で明らかになっている。このうちの2人は過去に何度もこうした写真を投稿していたそうだ。

少なくない数の精日は、アニメ漫画、ゲームといった2次元文化をきっかけに日本に夢中になり、次にこれらを生み出した理想国・日本を愛するようになる。特に人生の価値観が十分に形成されていない青少年は自分の焦りや不安、挫折や苦しみと見比べて、想像の中の日本のスマートさ、楽し気な雰囲気に憧れを抱くものだ。ただ、ここで問題となるのが「自分は未成年でお金もなければ才能もない。日本には行けないし、この嫌な世界からも抜け出せない。どうしよう」といういら立ち。そこから「自分が良い生活を送れないのだから他人にだって良い思いはさせない。最大の屈辱で誰かを攻撃してやる」という憎しみの感情が生まれ、かつて日本の侵略者に踏みにじられた民族の尊厳に思い至るわけだ。恐らく、これが精日の根底にある心理であり、彼らが得る刺激の源にもなっているのだろう。(翻訳・編集/野谷

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