中国、2000年以降生まれの新成人の趣味は? 最新報告

人民網日本語版    2018年5月8日(火) 14時20分

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5月4日、中国全国学聯秘書処が筆頭となり、中国青年報社と人気チャットソフト・騰訊(テンセント)QQが共同で00後(2000年以降生まれ)のQQユーザーについてまとめた「00後画像報告」が北京で発表された。

5月4日、中国全国学聯秘書処が筆頭となり、中国青年報社と人気チャットソフト・騰訊(テンセント)QQが共同で00後(2000年以降生まれ)のQQユーザーについてまとめた「00後画像報告」が北京で発表された。うち、00後のアイドル追っかけ、映画鑑賞などの7分野の傾向統計は、5000万人以上のアクティブユーザーを誇るSNSサービス・QQ興趣部落の00後のユーザーの今年3-4月の投票によってまとめられている。中国青年網が報じた。

00後の人気のネット流行語「コール」、「グサッときたよ」

モバイルインターネット時代の今、多くのネット流行語が登場し、若者の間で人気となっている。報告によると、00後が頻繁に使用している流行語は、「打call(コール)」、「扎心了(グサッときたよ)」、「仏系(仏のように物事に拘泥しない人々を指す)」などだ。

廖涛さんは、「脂ぎっている」というネット流行語を使って冗談を言うのが好きだ。例えば、誰かが私に何かを手伝ってほしいという内容のメッセージを送ってきて、その文末に「大好き、チュッ」という言葉があると、「脂ぎっているなぁ」と返信するという。

廖さんは、チャットをする時にネット流行語を使うのが好きな主な理由について、「若者はみんな流行しているものが好きで、ネット用語を使うとフレンドリーになる」と説明する。

二次元文化が人気 00後はアニメキャラクターを励みに勉強

00後はモバイルインターネットの「原住民」で、その趣味などはとても広く、独特だ。報告によると、00後の趣味トップ5は、アイドルやゲーム、交友、自撮り、アニメだ。

取材では、00後の多くが「アニメが好き」と答えた。報告によると、80後(1980年代生まれ)、90後(90年代生まれ)が学生時代に見ていた「ONE PIECE」や「NARUTO -ナルト-」、「ドラゴンボール」などは、「友情」、「努力」、「勝利」などの精神が貫かれており、00後の間でも、勇敢、善良、奮闘などがテーマの熱血系アニメが人気だ。また、中国のアニメが台頭しており、「凹凸世界」や「秦時明月」などがランク入りしている。

小学5年の李浄楸さんは、「それらのアニメキャラクターが大好き。いらなくなった物を売って、ペンライト、応援用タオル、アニメのカードなど、アニメの関連商品を買っている。コレクションしたカードはすでに700枚以上にもなった。一番高いのは日本で代理購入してもらった500元(約8550円)のカード。でも、今はお母さんがあまり買わせてくれない。買えるのは私が頑張った時だけ」と話す。

李さんによると、今は勉強が忙しく、「とても疲れて、もう嫌だと思った時はアニメのキャラクターを思い出して、試験が終われば開放され、それを見ることができると自分に言い聞かせている。そうすると、コンディションを一番良い状態に整えることができる」と、アニメのキャラクターが励みになっていると話す。李さんにとって、アニメは勉強の邪魔になっているどころか、逆にポジティブな影響を与えてくれる存在だという。

ヒーローものの映画が人気 週末にバラエティ番組も 00後の「恒例行事」

報告によると、00後はSF、特殊効果、ヒーロー系の映画が好きだ。例えば、「レディ・プレイヤー1」、「紅海行動(OPERATION RED SEA)」、「パシフィック・リム:アップライジング」などが、00後の間で人気の映画だ。

小学5年の昊林君は取材に対して、「ブラックパンサー」(報告のランキングは9位)はまだ見ていないが、とても楽しみにしているとし、「最近、マーベルの映画が好き。ヒーロー系の映画はとてもかっこよく、自分もヒーローのような強い人になって、弱い人を救い、他の人を助けたい」と話した。

平日は勉強が忙しく、週末にバラエティ番組を見るというのが、多くの00後のストレス解消法となっている。00後の間で最も人気のバラエティ番組トップ10のうち、歌番組の「歌手(Singer)」や「偶像練習生(Idol Producer)」、ダンス番組「?!就是街舞(Street Dance of China)」、「熱血街舞団(hot-blood dance crew)」、言語系番組「歓楽喜劇人(Top Funny Comedian)」など、半分が対決系の番組だ。この傾向を見ても、00後の趣味がバラエティに富んでいることがある程度分かる。

昊林君は、バラエティ番組を見ることでストレス解消ができるほか、自分の模範となる存在を見つけることもできるという。「『最強大脳(SUPER BRAIN)』が好き。出演者は本当にすごい。特に、王峰選手はいろんな面で秀でていて、私にとって模範になっている」と昊君。「どんな面で模範になっているのか?」との質問には、「優秀な人になるためには、生まれつきの才能だけでは足りないということを、彼を通して学んだ。才能と努力の割合を示すとすれば、天才は90%の努力と10%の才能だと思う」と話した。(編集KN)

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