日韓通貨スワップ再開?韓国では反対の声多数

Record China    2018年5月8日(火) 10時40分

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7日、韓国銀行の李柱烈総裁が日韓通貨スワップ再開の可能性に言及したが、要請方式や金額などをめぐり韓国政府内からは反対の声も上がっている。韓国・ソウル経済など複数のメディアが報じた。写真は韓国ウォン。

2018年5月7日、韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁が日韓通貨スワップ再開の可能性に言及したが、要請方式や金額などをめぐり韓国政府内からは反対の声も上がっている。韓国・ソウル経済など複数のメディアが報じた。

韓国銀行と企画財政部によると、15年に中止された日韓通貨スワップに対する日韓政府の再開の要請は現在までにないという。一時700億ドルに達した日韓通貨スワップは両国の外交関係悪化により終了。以降再開議論が出るも、釜山・日本総領事館前の慰安婦像設置問題などから昨年初めに中断された。

ある韓国政府関係者は「昨年初めに日本が通貨スワップ議論を中止したが、いまだに日本政府から再開の要請がない。日本が話を切り出さない状況の中で韓国政府が先に要求するのも変ではないか」と話しており、別の関係者は「再開するという前提の下、金額は700億ドルに及ばないのではないか」と見込んでいるとのこと。

記事ではまた、韓国政府関係者の「カナダやスイスとも通貨スワップを締結し、北朝鮮の核問題が解決に向けた糸口をつかみつつある状況の中、あえて日本と通貨スワップを締結すべきなのか分からない。韓国銀行の方針は『通貨スワップは多ければ多いほどいい』という原論的立場として考えられる」との話を挙げ、「日韓通貨スワップを結ぶ必要性を感じないという分析が多い」とも伝えている。

これに先立ち、李総裁は日韓通貨スワップと関連して「(韓国)中央銀行だけでは解決が困難な問題」とし「日本側も財務省など所管機関が共に協議しなければならないだろう」と述べ、議論の余地を残していた。

これを受け、韓国のネット上では「英国やドイツなど他の国もあるのになぜ日本?」といった声をはじめ「まさか日本を信じるの?」「IMFの時に裏切られたのをもう忘れたの?」などこちらも反対の声が多い。

一方、一部では「韓国もちょっと汚くない?体裁が悪くなると何かと親日派を取り上げて反日感情を助長。私が日本なら絶対に(通貨スワップを)締結しない」「文在寅(ムン・ジェイン)政府の経済政策=廬武鉉(ノ・ムヒョン)政府の経済政策→結果は??」と韓国のやり方に疑問を感じるユーザーもいるようだ。(翻訳・編集/松村)

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