人民網日本語版 2018年5月7日(月) 23時20分
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1963年から55年間、中国は国際医療援助に参加し、多くの中国人医師が苦労を惜しまず、自己犠牲を示し、病人や負傷者を助け、愛に国境はないという精神を抱き、海外で医療援助を展開してきた。彼らは、自分の貴重な時間を利用して、汗水流し、その責任を果たしている。
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1963年から55年間、中国は国際医療援助に参加し、多くの中国人医師が苦労を惜しまず、自己犠牲を示し、病人や負傷者を助け、愛に国境はないという精神を抱き、海外で医療援助を展開してきた。彼らは、自分の貴重な時間を利用して、汗水流し、その責任を果たしている。今日は、モロッコで医療援助に携わっている80後(1980年代生まれ)の産婦人科医師・朱玉■(■は女へんに亭)さんを紹介しよう。中央テレビ網が報じた。
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北アフリカ北西部に位置するモロッコの中北部にタザという都市がある。同市は高山地帯に位置し、海からは遠く離れている。そんなタザで、中国の医療援助チームが重点的に援助を展開している。
朱さんがモロッコに来たのは昨年初めだ。
モロッコの出生率は非常に高いものの、妊婦の出産前検査は規範化されておらず、妊婦の救急搬送の割合がとても高い。朱さんが所属する産婦人科で行われる手術の95%以上が緊急手術だ。
朱さんは、「今日は手術が6件あった。1日に4-5件というのは日常茶飯事。6件は多いほうで、一番多い時は11件あった。その時はオペ室の医療器具を全て使った」と話す。
モロッコに来てからの14カ月の間に、朱さんは帝王切開手術を200件以上行い、赤ちゃん1000人以上の出産をサポートしてきた。
少しの暇ができると、朱さんは休憩室に行ってフランス語を勉強し、フランス語の臨床専門用語を研究する。
「臨床業務なら、看護師とほぼ通訳を介さずに意思の疎通がとれる。でも、普段の会話には少し問題がある」と朱さん。
朱さんにとって、フランス語の上達が医療援助に携わっていることで得られた収穫の一つで、一番幸せと感じるのは自らの手で新しい命の誕生をサポートできることだという。新しい命が誕生するたびに、彼女は小学校に通う自分の娘を思い出すのだという。
海外で医療援助に携わるに当たり、一番別れるのが辛かったのが娘であり、一番応援し励ましてくれるのも娘だという朱さんは、「モロッコで医療援助に携わるのは本当にたいへん。いろんな困難を克服しなければならない。ここで直面した困難やどのようにそれを解決したかを娘によく話しているが、それが娘の成長にも良い影響を与えていると感じる。娘がどんどん人当たりがよくなったり、物分かりがよくなったり、責任感が出てきたりしているのを見ると、本当に誇りに感じ、慰められ、幸せだと感じる」と話す。
現地の山間地は医師や薬が不足しているものの、現地の住民にとって、そこを出て病院に行ったりするのは難しい。そのため、山地に行って往診するのがモロッコの中国医療援助チームの果たすべき大きな責任となっている。
中国の医療チームがやってきたことを知ると、村民が殺到し、朱さんは6時間で約100人の診察、さらには超音波検査も70件以上行ったことがあるという。「助けが必要な人を助け、そのような人から信頼してもらえるというのは、とても幸せな事」と朱さん。(編集KN)
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