香港嶺南大学が「学生によるオンライン教育」を始動

人民網日本語版    2018年5月7日(月) 18時0分

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香港嶺南大学社会科学学院の院長を務める魏向東教授はこのほど、内陸部農村地区の教育水準を引き上げ、都市と農村の教育格差を縮小する目的で、「大学生によるオンライン教育計画」プロジェクトを立ち上げた。

香港嶺南大学社会科学学院の院長を務める魏向東教授はこのほど、内陸部農村地区の教育水準を引き上げ、都市と農村の教育格差を縮小する目的で、「大学生によるオンライン教育計画」プロジェクトを立ち上げた。同プロジェクトは、田家炳基金会からの資金援助を受け、嶺南大学がオンライン授業システムを構築し、嶺南大学の学生をボランティアとして募集し、内陸部の僻地にある農村地区の住民に遠隔教育を提供するというものだ。人民日報海外版が報じた。

「大学生によるオンライン教育計画」は、今のところ、湖南や江西の貧困地区にある農村学校89校を対象とすることが確定している。4月から、嶺南大学の学生30人以上が、このうち6校の30クラス以上の授業を、ボランティア教員として受け持っている。

プロジェクトの発起人である魏教授は、「計画で今学期開講しているのは、主に音楽科目と美術科目だ。今後は、嶺南大学の教育面での優位性が体現できる、内陸部農村地区の学生に適した文化・教養授業も展開していく。オンライン教育の対象地域も、広東や広西などにも拡大する。また、大学生を連れて農村部まで実地研修に出向き、関連する教育交流活動を行うことも計画している」と説明した。(編集KM)

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