<中国旅游>仏教の聖地、峨眉山と楽山大仏―シリーズ・中国の世界遺産(1)

Record China    2012年3月24日(土) 16時8分

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21日、言わずと知れた世界遺産の宝庫である中国は、2011年までに文化遺産・自然遺産および複合遺産合わせて38カ所が登録された。シリーズ「中国の世界遺産」、第1回は「峨眉山と楽山大仏」をご紹介する。

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2012年3月21日、言わずと知れた世界遺産の宝庫である中国は、2011年までに文化遺産・自然遺産および複合遺産合わせて38カ所が登録された。シリーズ「中国の世界遺産」、第1回は「峨眉山と楽山大仏」をご紹介する。

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中国の南西部・四川省にある峨眉山(標高3099メートル)と楽山大仏(803年完成)は1996年、その文化的・環境的観点から、合わせてユネスコ世界遺産(複合遺産)として登録された。

■仏教の聖地 峨眉山

峨眉山は古来より中国仏教四大名山の一つとして数えられ、山内には普賢菩薩を祀っている「万年寺」をはじめ26の寺が建ち、参拝客で年中にぎわっている。仏教の聖地とされていたため、寺院の建設は後漢時代より始まり、南宋時代に最盛期を迎えたが、大規模な開発は行われなかった。そのため手付かずの自然が守られ、約3000種を超える植物と絶滅危惧種を含む約2000数種の動物が生息し、動植物の宝庫となっている。観光として到達できる最も高い山頂スポット「金頂」から見る日の出とたなびく雲海は絶景だ。特に、雲海に映った人の影の周りに光輪ができる“仏光”と呼ばれる現象が見られると、幸せになれるとされている。

■楽山大仏

成都から南に約160キロ、楽山市にある楽山大仏は高さ71メートルの巨大磨岩仏である。この辺りは岷江・青衣江・大渡という三つの大きな川が合流し、昔から洪水が頻発していた。713年、凌雲山にある凌雲寺の僧・海通は、「洪水が頻発するのは川の中に妖怪がいるためだ」と考え、妖怪を鎮めるために岩壁に石像を彫り始めた。洪水を止め、船の安全を願う大仏は、約90年の歳月をかけて、ついに完成した。当初のは全身を金箔と彩色で飾られ、十三重の木造楼閣に覆われていたと伝えられる。「仏は一つの山、山は一体の仏」と言われるように、そのスケールの大きさは見る者を圧倒する。アフガニスタンにあるバーミヤンの大仏が破壊された今、楽山大仏は世界最大、最古の仏像である。

■データ

世界遺産登録年:1996年

世界遺産登録名:峨眉山と楽山大仏(がびさんとらくさんだいぶつ)

世界遺産類別:複合遺産

アクセス:四川省・省都の成都市から南に約160キロ

※本記事は楽旅中国(Rakutabichina.com)の特別提供。楽旅中国は、中青旅控股股フェン有限公司(CYTS)傘下で展開する中国旅行専門の日本語オンラインサービスです。

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