在日中国人は日本人と共生できるのか?―中国メディア

Record China    2018年5月5日(土) 13時30分

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1日、観察者網は、大勢の中国人が日本に押し寄せていることを日本人はどう思っているかについて分析する記事を掲載した。資料写真。

2018年5月1日、観察者網は、大勢の中国人が日本に押し寄せていることを日本人はどう思っているかについて分析する記事を掲載した。

記事は、「法務省の統計によると、昨年6月末の時点で、在日中国人は76万5844人に達したため、日本のどこでも中国人に会うことは珍しいことではなくなった」と紹介。「宮崎県えびの市にある私立高校では、入学式で中国国歌を斉唱し、校長が中国語でスピーチする。学校によると、今年4月に入学した中国人留学生は167人で、日本人は16人だけだった」と伝えた。

このように地方で中国人などの外国人留学生を積極的に受け入れているのは、「財政上のメリットがあるからだ」と記事は分析。人口に応じて地方交付税が配分されるからなのだという。

しかし、増加し続ける中国人について日本人はどう思っているのかについて、記事は同志社大学の内藤正典教授の意見を紹介。内藤教授によると、「血統主義の民族観がドイツ人と日本人にはあり、外国人に接するときにこの観念が主観的な態度に影響する」のだという。

この点について記事は「簡単に言うと、中国人の体の中には大和民族の血が流れていないので、いつまでたっても大和民族社会の一員とはなれないということだ」と解説。「こうした考えに基づき、日本人は中国人を同化させようとは考えておらず、『郷に入りては郷に従え』と要求されるときに、中国人が『同化させられる』と感じるにすぎない」と論じた。

そして、「中国人が『同化したくない』と考える時に矛盾が生じる」と記事は分析。「日本人は、日本の文化やルールに合わない行動をする中国人を見て、悪いイメージを持つようになる」とし、実際にこのような行動をする中国人が多いと指摘した。同時に、「中国人自身も血統主義の考えと強い文化習慣や伝統があるため、中国人で集まって住む傾向がある」と記事は分析している。

そのうえで、日本では増加し続ける外国人が「いかにして社会に溶け込み、日本社会と共生するか」が重要な問題になっていると指摘。「多くの日本人は外国人に対して、理解の不足や排斥よりも恐怖を感じており、この恐怖が民族主義感情の高まりに火をつけている」と分析した。

記事は最後に、北海道に住む友人が、「中国や中国人が嫌いなわけではない。でも北海道の人口は減少していて、中国人が増加している。いつかここが中国の都市になってしまうのではないだろうか?そう考えると、故郷を守るためには、中国人を嫌いにならざるを得なくなる」と語ったことを紹介した。(翻訳・編集/山中)

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