韓国プロ野球選手のファンサービスが悪過ぎると物議=韓国ネット「失望した」「根本的な原因は…」

Record China    2018年5月4日(金) 12時40分

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2日、先月30日に報道された韓国プロ野球選手のファンサービスが、韓国で物議を醸している。韓国・オーマイニュースが報じた。資料写真。

2018年5月2日、先月30日に報道された韓国のプロ野球選手のファンサービスが、韓国で物議を醸している。韓国・オーマイニュースが報じた。

韓国でプロ野球は「国民のスポーツ」と呼ばれるほど人気を博しているスポーツ。しかし人気の一方で、依然としてプロ意識とファンサービスの欠如が多くのファンを悲しませているという。

記事では、先月30日にKBSのスポーツニュースで報道されたプロ野球選手の「サイン拒否映像」について伝えている。昨シーズンに優勝したKIA(起亜)タイガースの選手らが、試合後にサインを求めるファンを無視して車に乗り込んだというもの。ファンの中には幼い子どももいたとされ、報道後、野球関連のインターネット掲示板やSNSには選手らのファンサービスの意識の欠如を批判する書き込みが殺到した。

選手のファンサービスをめぐる論争は数年前から何度も起きており、スター級選手らも例外ではないという。柳賢振(リュ・ヒョンジン、LAドジャース)や李大浩(イ・デホ、ロッテ・ジャイアンツ)、李承ヨプ(イ・スンヨプ、引退)などはいずれも実力と人気の面で韓国野球を代表する選手だが、意外にも「ファンサービスが悪い」と指摘されることもあった。

柳賢振は数年前、ファンのサインの求めを無視して全力疾走する映像が話題になり、李大浩もサインを求める幼いファンを手で追い払うようなしぐさをする場面が物議を醸していた。李承ヨプに関しては、自身のサイン入りボールが転売されるなどとし「(サインをたくさんすると)希少性がなくなると思い、しないようにしている」と告白したと言われている。ただし、中にはファンサービスで長く愛されてきた選手もいる。記事では「多くのファンは『最善を尽くす姿』を望んでいる。すべてのファンは無理でも、少なくとも幼いファンを思いやる方法もある。たとえ拒否したとしても、もう少し礼儀をもって理解を求める努力をしていたら、ここまで批判されることはなかったのでは」と伝えている。

サイン拒否騒動を受け、韓国プロ野球選手協会は1日、選手を代表して公式に反省の意を表明し、今後「ファンにサインをしなければならない」を義務条項に入れようという提案を出したという。これについて、記事は「多くのファンが望むのは選手の自発的な意識変化であり、選手自らがファンの存在理由とファンサービスへの明確な認識がなければ同じ問題は繰り返されるだろう」と警鐘を鳴らしている。

ネット上でも、「KIAだけじゃない。ほかのチームもそんなに変わらない。ファンが離れすっからかんの観客席を見て後悔する前に、ファンがいる時にちゃんとした方がいい」「長いことタイガースファンをやってきたけど、本当に失望した」などの声が上がっていることから、ファンサービスの低さに反論の余地はないようだ。

その原因として「どや顔選手の根本的な原因は、能力以上の過度な人気と年俸」「歴代最高の年俸をもらえるからっていい気にならないで。これもすべてファンのおかげだということを忘れるな」との指摘も。

あるユーザーは、報道やネット上に出てきた選手らの釈明を挙げて、「選手1:自分のサイン入りボールがネットで売られていた→ボールが売られるのが心配というよりネームバリューが他選手と比較されるのが怖いんでしょ?選手2:ジンクスがある→つまりファンと接触すること自体が災難ということ。選手3:自分はファンに喜びを与えているのに、ファンのせいでプライベートがない→もう野球をやめたら?」とするどいツッコミを入れていた。(翻訳・編集/松村)

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