中国の軍事開発力、5年以内の実戦応用は不可能―スペインメディア

Record China    2012年3月20日(火) 9時44分

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13日、スペインのウェブサイトが中国の軍事開発力を分析。中国の中核的軍事技術が、今後、決定的なものになり得るかについては議論のあるところだ。写真は遼寧省大連市で改装中の空母ワリャーグ。

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2012年3月13日、スペインのウェブサイトEurasia Reviewは巨大な中国の軍事力を裏付ける開発技術力について取り上げた。17日付で環球時報が伝えた。

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中国の中核的軍事技術が、今後、決定的なものになり得るかについては議論のあるところだ。このウェブサイトでは情勢を左右する可能性が考えられる重要技術について、中国の軍事開発技術力を分析した。

衛星攻撃兵器(ASAT)については、2007年、中国は弾道ミサイルで運用を終えた「風雲1号」人工衛星の破壊に成功している。対艦弾道ミサイルについては、機能に制御不能な要素が多く含まれており、米国にこの兵器に威嚇性がないと思わせることは難しい。

空母は、十数年前に中国解放軍が“ワリャーグ”を購入してからニュースに出るようになったものの、数回の試験航海で中国に空母機動部隊を率いる能力があるというのは、実態を表していない。ステルス戦闘機の発表は、当時訪中していたゲーツ米国防長官に伝えられた。だが、他の軍事力と同じく、ステルス戦闘機もまだ開発の必要が多いにある。深海能力は、中国の有人潜水艇「蛟龍号」は昨年深海5000メートルに到達し、今年中には7000メートルを実現する勢いだ。この潜水艇は軍事目的でも幅広く応用できるだろう。

宇宙ステーションについては、中国は莫大な投資を宇宙探査につぎ込んでいる。中国の最終目的は米国に匹敵する宇宙での実力を獲得することにある。そしてサイバー空間だが、情報システムの攻撃を受けやすいという特徴は、兵器にとってアキレス腱になりかねない。中国軍の技術力に裏打ちされたサイバー攻撃はすでに各国を震撼させている。

つまり、中国の技術は明らかに進歩しているといえる。問題は、諸国がこれを憂うべきかということだが、それは間違いなくイエスだ。だが、まだ長い時間が必要で、5年から10年以内に驚くような事態になることはあり得ない。(翻訳・編集/渡邊英子)

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