囲碁界が騒然!圧倒的に強かった中国の棋士、日本の若手にも敗れる―中国メディア

Record China    2018年5月2日(水) 13時50分

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30日、中国囲碁界で「大帝」の異名を持つ柯潔九段がこのほど、人工知能(AI)囲碁ソフトに敗北したのに続き、日本の若手棋士にも敗北した。資料写真。

2018年4月30日、中国メディアの澎湃新聞は、中国囲碁界で「大帝」の異名を持つ柯潔(カー・ジエ)九段が、人工知能(AI)囲碁ソフト「星陣」に敗北したのに続き、日本の若手棋士にも敗北したことを伝えた。

記事は、中国棋院で29日に行われた囲碁の「第4回日中竜星戦」で、柯九段は日本の芝野虎丸七段と対局し、結果は芝野七段の白番中押し勝ちとなったと伝えた。日中竜星戦はこれまでの3回とも中国の棋士が圧勝し、今回が日本にとっては初の勝利となる。

記事は、「芝野七段は今年19歳で世界ランキング79位。20歳の柯九段とは年齢こそ大差ないが、ランキングではまだまだ差がある格下の棋士で、柯九段の敗北に中国囲碁界やネット上は騒然とした」と伝えた。

記事によると、柯九段は今年に入ってから不調が続いており、プロ棋士との対局は10勝10敗にとどまり、ライバルの韓国の朴廷桓(パク・ジョンファン)九段とのランキング差は開く一方となっている。

不調の原因としては「ネット対局での疲労」が挙げられているという。中国の聶衛平(ニエ・ウェイピン)九段は、「ネットでの安易な対局が以前のような自信や覇気にあふれた手をそいでいるのではないか」と話す。また、AI囲碁ソフトとの対局でメディアに露出することが増えたのも疲労の一因とみられるという。

記事は、「かつて連勝を重ね、世界ランキング1位に1200日にわたって君臨した『大帝』は、いつこの不調から抜け出し、再び王者として戻ってこられるのだろうか」と伝えている。(翻訳・編集/岡田)

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