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12日、中国でこれまで大きな勢力を保ってきた韓国企業の業績が失速気味になり、代わって中国企業の業績が急激に伸びている。写真は山東省のデパートの家電売り場。
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2012年3月12日、韓国のニュースサイトedailyは、中国でこれまで大きな勢力を保ってきた韓国企業の業績が失速気味になり、代わって中国企業の業績が急激に伸び、グローバル市場でも韓国企業を脅かす存在になりつつあると報じた。15日付で環球時報が伝えた。
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中国のテレビ市場における11年の韓国企業のシェアは、サムスンが7%で8位、LGエレクトロニクスが4%で10位だった。韓国企業に代わって勢力を伸ばしているのが、海信(ハイセンス)、創維(スカイワース)、長虹(CHANGHONG)などの中国企業で、中国国内テレビ市場のトップ5を占めている。
エアコンや携帯電話に関しても中国企業の躍進が目立つ。かつては中国のエアコン市場でトップを占めたことのあるLGエレクトロニクスも、今は中国企業に大きく後れを取っている。携帯電話については、中国企業が売上高上位10社のうち6社を占め、市場占有率は37.5%に達しており、今年末にはこの割合が50%を超えるとの予想さえある。また、中国の自動車市場で大きなシェアを占めてきた現代自動車の業績にも陰りが見え始め、今年の販売台数は前年同期比1.6%減となっている。
中国企業躍進の背景には、農村部での家電普及政策「家電下郷」や内需市場での成功で勢力範囲を拡大していることなどがある。価格競争力だけでなく、技術力も備え始め、世界市場で韓国企業とシェアを争う有力なライバルになり始めている。
サムスン経済研究所の研究員は「中国ブランドは中国国内の激烈な競争を勝ち抜いてきた精鋭ばかり。彼らの次の目標は当然グローバル市場になる」と指摘している。(翻訳・編集/HA)
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