フィリピンの慰安婦像が撤去されたことに華人団体が抗議―中国メディア

Record China    2018年4月29日(日) 17時50分

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28日、中国新聞網は、フィリピンの慰安婦像が撤去されたことに華人団体が抗議したと伝えた。写真は撤去された慰安婦像。

2018年4月28日、中国新聞網は、フィリピンの慰安婦像が撤去されたことに華人団体が抗議したと伝えた。

記事は、フィリピン華字メディアのChinese Commercial Newsの28日の報道を引用。マニラ市ロハス通りに設置されていた慰安婦像が、27日深夜に何者かによって強制的に撤去されたと伝えた。そして、このことにフィリピン中華青年連合会創会のテレシータ・ アング・シー(洪玉華)会長が抗議したという。

テレシータ・ アング・シー会長は、「まるでコソ泥のように得体の知れない数人が、4月27日深夜に違法にロハス通りに設置されていた慰安婦像を撤去した。私たちはこの件について驚きと悲しみを禁じ得ない。私たちはドゥテルテ大統領、エストラーダ・マニラ市長、外務省、公共事業道路省、国家歴史委員会に対し、慰安婦像を保存・保護し、国家の尊厳を守るよう求めた」と語った。

テレシータ・ アング・シー会長は続けて、「肝の小さいネズミのような輩が、公衆の信任に背き、コソ泥のように夜中に行動する。私たちは政府が正式に慰安婦の存在を認め、もっと大きな像を立てて慰安婦を記念するよう呼びかける。まだ健在の彼女たちはもう少数であり、彼女たちを歴史の中に埋もれさせてはならない。今、彼女たちに尊厳を与えればまだ間に合う」とも述べている。

そして、テレシータ・ アング・シー会長は「像の撤去は文化財産の保護と伝統的な法律に違反する行為だ」と強調した。

記事は、今のところ誰が慰安婦像を撤去したのか分かっていないと伝えたが、昨年に設置されて以降、駐比日本大使館が強い不満を示しており、フィリピン外務省やマニラ市と交渉を続けていたことも紹介した。(翻訳・編集/山中)

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