南北首脳会談、中国は北朝鮮への影響力低下を懸念―英紙

Record China    2018年4月28日(土) 11時30分

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27日、韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩委員長が軍事境界線のある板門店で会談し「板門店宣言」に署名したことを受け、中国問題の専門家は「中国政府は『北朝鮮への影響力を失うのではないか』と懸念を抱いている」と指摘した。

2018年4月27日、英紙フィナンシャル・タイムズによると、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮金正恩(キム・ジョンウン)委員長が同日、軍事境界線のある板門店で会談し「板門店宣言」に署名したことを受け、中国問題の専門家は「中国政府は『北朝鮮への影響力を失うのではないか』と懸念を抱いている」と指摘した。

シンガポール国立大学東アジア研究所の鄭永年(ジェン・ヨンニエン)所長は「朝鮮半島問題の協議のテーブルに中国政府の席がなければ、いかなる2国間協議も中国の利益と引き換えになる。多くの中国問題専門家は、朝鮮半島統一後に米国と同盟関係を構築し、米軍の駐留が続くことを危惧している」と話す。

トランプ米大統領が3月、史上初の米朝会談の開催を表明して以降、中国は表向きは歓迎の意を表明している。しかし、早急にロシア、中国、韓国、日本、米国を含めた6カ国協議を再開すべきだ。外交関係者の1人は「6カ国協議は早くても今年夏になる」と予測する。

北朝鮮は長く中国と緊密な関係を保ってきた。しかし、中国による厳しい経済制裁が両国の関係を悪化させた。今後北朝鮮が韓国を通じて米国に接近すれば、影響力低下への懸念はますます高まるだろう。(翻訳・編集/大宮)

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