開通直前の漢宜高速鉄道で地盤崩壊=施工業者は否定―中国メディア

Record China    2012年3月13日(火) 8時8分

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12日、湖北省武漢と宜昌を結ぶ「漢宜高速鉄道」の潜江市を通る区間の地盤が崩壊し、現在復旧作業が行われている。

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2012年3月12日、新華網によると、湖北省武漢と宜昌を結ぶ「漢宜高速鉄道」の潜江市を通る区間の地盤が崩壊し、現在復旧作業が行われている。

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9日、湖北省潜江市の区間で、約300メートルにわたり地盤が崩壊した。同区間ではすでに列車の走行試験を実施したこともあり、作業員によると、連日の雨により地盤が緩んだ可能性があるという。

漢宜高速鉄道は今年5月に開通予定の全長291キロの路線で、中国の「四縦四横」鉄道ネットワークのうち上海と四川省成都を結ぶ「滬漢蓉(こかんよう)旅客専用線」の一つ。

施工業者の滬漢蓉鉄路湖北有限公司は、「地盤崩壊のニュースは事実ではなく、事故は起こっていない」と述べ、「現在は最終テストの段階で、事故が報じられた区間が基準に達していなかったために補強作業を行っているところ。ごく一般的な改善作業である」としている。

一方で、漢宜高速鉄道に土砂を提供している会社から、湖北省枝江市を通る区間で砕石の代わりに土を使っている部分があるとの告発もあり、大雨による地盤軟化の危険性が指摘されている。これに受けて、鉄道部の盧春房(ルー・チュンファン)副部長は厳格な調査を指示した。

滬漢蓉鉄路湖北有限公司は手抜き工事疑惑について、「調査の結果、砕石を土で代用した部分は存在しない」と反論している。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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