若者の3割はニート、政協委員が社会福祉権利の剥奪を提言―中国

Record China    2012年3月13日(火) 9時0分

拡大

12日、中国で親の収入に頼って生きる「すねかじり族」の若者が社会問題化している。写真は北京の胡同。

(1 / 8 枚)

2012年3月12日、中国で親の収入に頼って生きる「すねかじり族」の若者が社会問題化している。広州日報が伝えた。

その他の写真

中国人民政治協商会議の景天魁(ジン・ティエンクイ)委員(社会学研究所の元所長)が「すねかじり族の自立奨励に関する提案」を打ち出した。景氏は、「中国の65%の家庭で『親世代が子ども世代を養う』というおかしな現象が起きている。若者の30%前後は両親に養われている状態」とし、「これはもはや各家庭の問題にとどまらず、社会問題といってよい」と指摘した。

北京大学社会学部の陸杰華(ルー・ジエホア)教授もまた、「『すねかじり』現象は一部の都市で特に顕著になっており、社会問題となっている。関心を寄せるべき問題だ」との考えを示した。

その解決策として、景氏は「学校を卒業したばかりの若者に対する職業訓練や就職指導を強化し、就業や起業の手助けを積極的に展開していくべき」と述べ、「それでも一向に就職しようとせず、長期にわたり家で何もせずにぶらぶらしている若者に対しては、叱咤激励の意味を込めて社会福祉を受ける権利を取り消すべきだ」と提言している。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携