中国が毎年CO2排出量4%削減すれば、8000人の「早死に」回避―米メディア

Record China    2018年4月26日(木) 8時0分

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24日、米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトは、中国が毎年二酸化炭素(CO2)排出量を4%削減すれば、8000人の「早死に」を回避できるとする研究報告が発表されたと伝えた。写真は中国の大気汚染。

2018年4月24日、米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトは、中国が毎年二酸化炭素(CO2)排出量を4%削減すれば、8000人の「早死に」を回避できるとする研究報告が発表されたと伝えた。

記事によると、Nature Climate Change誌に掲載されたマサチューセッツ工科大学の研究報告書は、中国が気候変動問題に関するパリ協定の約束を守れば、今後12年間で9万4000人の「早死に」を回避し、3390億ドル(約36兆8700億円)の医療費を節約できるとし、「中国は毎年、CO2排出量を4%削減しなければならない」と指摘した。研究者らは、節約された医療費は中国が排出削減目標を達成するのに要する費用の約4倍になると推計しているという。

記事は、「中国は遅くとも2030年をピークにCO2排出量を減少に転じさせ、GDP当たりの排出量を2005年比で60〜65%削減することを約束している」とし、「中国は世界最大の温室効果ガス排出国であり、発電の75%を石炭燃焼に依存している」と指摘。中国が昨年12月、企業や業界にCO2排出量の枠を定め、達成できなかった所に、超過達成した所から枠を買わせて温室効果ガスの削減を進める排出量取引の全国市場を設立したことを紹介した。(翻訳・編集/柳川)

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