女性の暴力犯罪、その標的はほとんどが“夫の愛人”―中国

Record China    2012年3月11日(日) 14時25分

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9日、社会の発展に伴って女性の地位が向上した中国では、その反面、女性による犯罪が増加傾向にあるという。暴力犯罪の場合、その同機は主に異性問題で、被害者となるのは加害者のパートナーの愛人や浮気相手であることが多い。写真は中国の女子少年院。

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2012年3月9日、社会の発展に伴って女性の地位が向上した中国では、その反面、女性による犯罪が増加傾向にあるという。南方日報の報道。

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広東省深セン市人民検察院の統計によると、2010〜2011年に発生した起訴案件のうち、女性の被告は年間平均2200人。件数にして犯罪全体の9%を占める。7%以下だった2006年から上昇傾向に転じている。違法薬物の販売、窃盗、売春のあっせんや強要が主なものだ。

女性による傷害や殺人などの暴力犯罪は少ない。しかし、その残忍性となると、社会的にも問題となるものが多い。その同機は主に異性問題で、被害者となるのは加害者のパートナーの愛人や浮気相手であることが多い。普段はおとなしい性格の加害者が理性を失った結果、極端な行動に走る傾向があるという。

深セン市に限って言えば、出稼ぎなどを目的に市外から流入した市民が多い。家族や親族・友人が周囲にいない環境の中で、多くの女性は夫婦関係や異性関係で挫折に面した時、精神的に追い詰められるケースが多い。こうした状況を改善するためには、社会が彼女らに関心を向け、女性の経済的自立や法知識の啓もうを進め、孤独感や無力感に寄り添う必要があるとある検察官は話している。(翻訳・編集/愛玉)

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