2012年3月7日、中国がリビアで請け負っていたプロジェクトが昨年の内戦により多大な損失が生じたとして、リビア政府に賠償を求める意向を中国商務部の陳徳銘（チェン・ダーミン）部長が明らかにした。中国網が伝えた。

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7日、第11期全国人民代表大会第5回会議の記者会見が行われた。当時リビア国内に中国が数百億ドルの投資を行っていたとメディアが伝えていたが、陳部長は「これは事実ではない」とし、投資はしていなかったものの、請け負っていた総額百数十億ドルのプロジェクトの多くは工事がすでに完了あるいは完了目前だったことを明かした。

そうしたプロジェクトの大半が住宅に関するもので、混乱の中心となった都市部や郊外にあったため、多国籍軍の軍事介入を契機として砲火による深刻な被害が生じたという。

中国政府はリビア政府に対し、国際法と慣習に基づいた賠償を行うよう求めるとともに、中国企業が現地でプロジェクトを再開できるように対応することを求めると、陳部長は話した。（翻訳・編集/岡田）