中国衛生部、「死刑囚が臓器移植の主な供給源」と認める―中国紙

Record China    2012年3月8日(木) 11時56分

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6日、中国衛生部の黄潔夫・副部長が、北京で開催中の国勢諮問機関である全国政治協商会議のグループ討論で、「中国の臓器移植の主な供給源は死刑囚」であることを認めた。写真は江蘇省中医院の前に並べられた順番待ちの椅子。

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2012年3月6日、中国衛生部の黄潔夫(ホアン・ジエフー)副部長が、北京で開催中の国勢諮問機関である全国政治協商会議のグループ討論で、「中国の臓器移植の主な供給源は死刑囚」であることを認めた。7日付で米華字サイト・多維新聞が中国紙・法制晩報の報道として伝えた。

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それによると、黄副部長は「一般市民からの臓器提供が不足しているため、死刑囚が臓器移植の主な供給源になっている」と述べ、臓器移植に関する法の改正を年内に完成させる予定であることも明かした。中国で臓器移植を必要としている人は毎年150万人に上るが、臓器提供が受けられる人はわずか1%未満だという。

中国では生体移植は親族間に限られているが、違法な臓器売買が横行しているのが現状。黄副部長はこれに対し、「中国の国情に合った臓器提供システムを構築し、違法行為の取り締まりを強化していきたい」との考えを示した。

黄副部長は2005年7月に米ロサンゼルスで開かれた肝移植の国際会議で、中国政府として初めて臓器移植の主な供給源が死刑囚であることを認めている。(翻訳・編集/NN)

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