「インターネット+」が切り拓く教育、モデル変革が教育ニーズ満たす

人民網日本語版    2018年4月20日(金) 14時40分

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生活レベルが向上し続けるのにともない、教育といった公共サービスに対する人々のニーズがますます拡大しつつある。同時に、各地の教育資源の不均衡と不十分いう問題の解決への要望も、より一層切実になってきている。

生活レベルが向上し続けるのにともない、教育といった公共サービスに対する人々のニーズがますます拡大しつつある。同時に、各地の教育資源の不均衡と不十分いう問題の解決への要望も、より一層切実になってきている。インターネットと教育の深い融合は人々のニーズを満たし、様々な問題を解決するための新しい考え方と方法を提供している。

▽オンライン教育の市場規模が1700億に 中国デジタル経済の「主力軍」

「MOOC」とは、大規模に公開されているオンライン講座を指し、インターネットが生み出したオンライン講座の開発モデルのこと。地域や学校といった制限がなく、LANケーブル1本さえあれば、優れた教育資源の共有を実現できる。いまではインターネットと情報技術を高等教育と結び付けることで生まれたこのオンライン講座は、優れた講座を最大限共有し、伝統的な教育の時間と空間という制限を打破し、オーソドックスな大学の教室における授業というモデルを打破している。

中国はすでに世界的にも「MOOC」大国となっている。「MOOC」にアップロードされた講座は5000種類にまで達し、オンラインで勉強する大学生や社会人の数は延べ7000万人を上回っている。

しかし実のところ「MOOC」は「インターネット+教育」のモデルの1つに過ぎない。

「インターネット+教育」は中国のデジタル経済を構成する重要な一部になっている。統計によると、現在、オンライン教育市場の規模は約1700億元に上り、2020年には2000億元を超える見込みだという。

▽モデル変革 教育ニーズを満たす「新たな方法」

「インターネット+教育」は農村地域、特に発展が遅れている貧困地域の教育スタイルを次第に現代的な教育モデルに転換していくことを促し、より多くの地域における教育の共有を実現させる。これらのインターネット講座の設立とその応用は、エリア間の発展不均衡といった問題に対して有効な解決案を提供し、教育の公平を促進するとともに、教育の質を向上させるための重要なエンジンの役割を果たしている。

現在、インターネットの急速な発展にともない、中国全国の小中学校におけるインターネット普及率は2012年の25%から90%にまで上昇し、学校の授業環境は目に見えて改善されている。全国の小中学校教師の情報応用能力を向上させるためのプロジェクトも順調に展開され、中国の教師による情報教育の能力を大いに高めている。

▽バランスのとれた発展のサポートを実現するために続く模索

中国は情報化建設とデジタル経済の成長においては世界トップだが、文化教育などの分野におけるインターネットの応用は依然としてその深化が必要だ。

専門家によると、「インターネット+教育」の応用モデルは、2018年には更に良質な競争という発展のトレンドを迎え、人工知能(AI)などの技術がより広く教育分野に浸透することで、これまでの教育の不均衡で不十分な発展の局面を打開することになるとみられている。

だが、「インターネット+教育」の応用モデルは依然として模索段階にあり、いまだに規範化されていない現象も存在している。このような状況下において、監督管理体制をより強化することは必要不可欠な措置であるといえる。例えば、監督管理メカニズムを改善したり、オンライン教育教師となる条件を定めることなどが挙げられる。そうすることで初めて、急速に成長している「インターネット+教育」を健全に発展させ、中国の経済と社会の進歩に貢献させることができる。(編集HQ)

 「人民網日本語版」2018年4月20日

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