<レコチャ広場>“壁越え”した中国ユーザーたちの心の声に耳を傾けよ―台湾

Record China    2012年3月7日(水) 23時12分

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5日、台湾紙・旺報の特約主筆、宮鈴氏が「『壁越え』した中国本土ネットユーザーの心の声を聴いたか?」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は「オバマ大統領のGoogle+を占拠せよ!」運動を紹介した図。

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2012年3月5日、台湾紙・旺報の特約主筆、宮鈴(ゴン・リン)氏が「『壁越え』した中国本土ネットユーザーの心の声を聴いたか?」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した(編集者注:この記事は滞米中に執筆したものと思われる)。以下はその内容。

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米メディアによると、中国でネット検閲システムが働かなくなり、ソーシャルサイト「Google+」へのアクセスが一時、中国本土からも可能となったそうだ。これを受け、「オバマ大統領のGoogle+を占拠せよ!」運動が起こり、同サイトには中国語の書き込みが殺到したという。

書き込みの内容は「米国人が来たら、喜んで道案内する」といったようなものが多かった。中国共産党がメディアを完全に統制していた時代には到底聞けなかった声の数々だ。これは自由、平等、権利を求める中国本土の庶民たちの心の声といえるだろう。

先週、髪を切りに行った。担当してくれたのは中国東北部出身だという35歳くらいの男性。筆者が台湾出身だと分かると、「台湾のような多党制は素晴らしい。一党専制の弊害は多すぎる」と話しかけてきた。驚いて、頻繁にネットに接続するのかと聞いてみたところ、「忙しすぎて新聞しか見ない」という。

筆者はてっきり、中国本土で台湾の政治体制などに詳しいのはネットユーザーだけだと思っていた。彼は恐らく、中国官製メディアが「台湾式民主の混乱」などと批判した記事で台湾が多党制であることを知ったのだろう。

こうした変化は、はたから見ただけでは分からない。台湾人の目に映る中国本土といえば、経済発展や建設ラッシュ、公共の場での失礼な振る舞いくらいだった。だが、我々は重要な点を見過ごしていたのだ。自由を求める気持ちは、彼らも我々と全く同じだったのである。(翻訳・編集/NN)

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