中国本土女性の香港での出産、年3万5000人前後に制限―香港

Record China    2012年3月6日(火) 20時37分

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3日、香港の女性の権利保護を目的として、中国本土から出産に来る女性の数を年3万5000人前後に制限することが明らかになった。写真は福建省福州市の「香港出産」広告。

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2012年3月3日、全国政協委員で香港医院管理局の主席を務める胡定旭(フー・ディンシュー)氏はインタビューに応じ、香港の女性の権利保護を目的として、中国本土から出産に来る女性の数を年3万5000人前後に制限することを明らかにした。4日付で京華時報が伝えた。

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胡氏が明かしたところによれば、中国本土の女性が香港で子どもを産むケースが年々増加していることにより、香港における分娩数は1年間に10万件を超える寸前となっている。2009年に香港で生まれた子ども8万2000人のうち、3万7000人が中国本土女性が香港で出産した子どもだったが、2011年には同9万5000人のうち4万4000人が中国本土女性の子どもで、年を追うごとに大幅に増加している。

分娩数の急増により医療機関の人的負担も急速に高まっている。香港には医師が1万2000人しかおらず、新たな人材の育成には8年かかるため、このままでは出産の安全性を確保できなくなるとして、中国本土からの妊婦の受け入れに制限を設けるとしている。(翻訳・編集/岡田)

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