敵は国内にあり?両会、代表1人あたり警備140人の厳戒態勢―米メディア

Record China    2012年3月6日(火) 12時5分

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4日、両会期間中、当局は70万人の警備人員を投入している。両会の代表は約5000人、1人あたり140人の警備がつくことになる。写真は両会の警備にあたる警察官。

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2012年3月4日、両会(人民代表大会と政治協商会議)期間中、当局は70万人の警備人員を投入している。両会の代表は約5000人、1人あたり140人の警備がつくことになる。米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語サイトが伝えた。

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毎年両会前になると、地方政府が北京への直訴者を強制的に連れ戻して拘留するといった動きが見られる。ある女性の陳情者は、直訴を統括する信訪局へ行った日の夜、宿に数十人が突入してきたという。「入ってきたのは地元の公安局、派出所の人間で、顔見知りの人や、全く面識のないヤクザのような人に連行され、閉じ込められている」と語った。

平素から政府の方針に異議を唱える全国各地の「重点安定維持対象者」には厳しい監視の目が向けられる。外出や買い物、健康診断にまで警察が交代で付き添うこともある。

活動の制限を恐れて北京を離れる者もいる。中国本土出身で香港に居住するあるジャーナリストは、当局から広東省に住む家族に「香港も中国であることを忘れるな。おとなしくしていろ」と伝える電話がかかってきたことを明かした。

チベットの全大学では、3月末まで学生は学校を出られないという報道もあり、当局が神経を尖らせていることが見て取れる。

2011年、中国では初めて治安維持のための予算が国防費を上回った。「公共の安定」のための予算は6240億元(約8兆1100億円)と、国防費より220億元多く、2012年も治安維持のための予算が国防費を上回ることが確実視されている。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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