掃除ロボットさえ買えば、掃除の必要なし?

人民網日本語版    2018年4月17日(火) 7時40分

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 スマートホームの普及に伴い、ますます多くの家庭で掃除ロボットの姿を目にするようになってきている。しかし掃除ロボットさえあれば、本当に掃除する必要はないのだろうか。

スマートホームの普及に伴い、ますます多くの家庭で掃除ロボットの姿を目にするようになってきている。しかし掃除ロボットさえあれば、本当に掃除する必要はないのだろうか。科技日報が伝えた。

中国家用電器研究院院長補佐の梅暁春氏によると、掃除ロボットの掃除能力は主に、カバー率と清潔度という2つの指標によって決まる。カバー率とは、掃除中に掃除漏れが存在するか否かを示す掃除ロボットのスマート化水準の高低を判断する重要な指標となり、「清掃カバー率は清潔度の度合いを左右し、両者は相互補完する」としている。

梅氏は、「ランダム走行は、一度掃除した場所をもう一度掃除し直すことで効果を高めるというメリットがあるが、やや時間がかかる。ルート計画は通常、自己位置推定と環境地図作成を同時に行うSLAM技術を使用する。同システムを搭載するロボットは自分がどこにいるか、周辺環境はどのようになっているのかを理解し、今後どのように自主的に行動するべきかを知る」と説明した。一般的な掃除ロボットのSLAMシステムには、レーザーレーダーと視覚認識の2種類があり、後者は薄暗い環境だとミスを犯しやすい。アルゴリズムが優れていればカバー率が上がるが、高カバー率を前提とし除塵能力を見ることで、スマートロボットの発展のすう勢を見ることができる。

また掃除ロボットを選ぶ際には、ロボットの吹き出し口の方向に注意し、地面に直接吹き付けることで二次汚染を引き起こすタイプの商品を避けるほか、フィルターやブラシ、ローラーブラシといった消耗品について、購入前に使用期限をチェックし、ランニングコストを抑えることを心がけた方が良い。梅氏は、「掃除ロボットが家庭内のすべての死角を完全に掃除することはないので、掃除ロボットさえ購入すれば、人間は全く掃除をしなくていいという訳ではない」とした。(編集YF)

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