<中華経済>保険業の1月投資総額は約49兆円、前年同期比14%増=政府の支援策に期待―中国

Record China    
facebook X mail url copy

拡大

28日、中国保険監督管理委員会(CIRC)は2012年1月の保険業の経営データを発表した。写真は中国上海市にある中国人寿保険のオフィスビル。

(1 / 4 枚)

2012年2月28日、中国保険監督管理委員会(CIRC)は2012年1月の保険業の経営データを発表した。京華時報が伝えた。

その他の写真

発表によると、1月の保険業投資総額は38226.91万元(約49兆3568億円)で、前年同期比14.36%増加した。2011年末より490億元(約6326億円)増えた。これにより保険業の資産総額は6.0320兆元(約77兆8825億円)となった。

統計データによると、1月の全国総保険料収入は1891.76億元(約2兆4422億円)で、前年同期比10.19%増加した。

種類別にみると、財産にかれられた保険料は494.67億元(約6386億円)で、前年同期比3.73%の増加。人身にかれられた保険料は1397.09億元(約1兆7971億円)で、前年同期比12.67%の増加だった。人身にかけられた保険のうち、生命保険料は1286.44億元(約1兆6548億円)で、健康に関する保険の保険料は80.93億元(約1041億円)、人身傷害保険は29.71億元(約382億円)だった。

また、1月の生命保険会社の保険費収入ランキングTOP5は、中国人寿保険、平安人寿保険、新華人寿保険、太平洋人寿保険、人民人寿保険と続いた。

一方財産関連の保険会社では、中国人民保険の保険料収入が最も多く、中国平安財産保険、太平洋財産保険、中華聯合財産保険、中国人寿財産保険が後に続いた。

このほか、中国国際金融有限公司の研究報告によると、生命保険料の収入は底打ちから上昇傾向にあるが、上昇の具合に関しては、監督・管理政策の刺激及びマクロ経済政策の変化に大きく左右される。また、財産関連保険の利益率は、頭うちに近づいており、利益率の持続的な改善は難しいという。

保険業の投資は2011年の低迷から、2012年1月の投資は顕著な回復をみせた。これに対し北京工商大学の王(ワン)主任は、「投資で顕著な回復がみられたのには、保険会社の保険料収入が増加したことと、金融面での改善があったため」としている。また保険料収入の増加に関しては、マクロ経済の改善と資本市場の大幅な調整及び税優遇保障などが影響しているという。

現在のマクロ経済情勢はまだ判断が難しい状態ではあるが、政府が打ち出した保険業の発展を後押しする政策は期待できるという。しかしそれでも保険業の市場発展は楽観視できないという。(翻訳・編集/内山)



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携