河北省が官員1万5000人を農村へ派遣、指導者交代控え群衆事件対策―中国

Record China    2012年3月1日(木) 21時3分

拡大

2月29日、群衆事件が頻発しやすい時期に入ったとして、河北省が治安維持のため官員1万5000人を農村へ派遣することが分かった。写真は12年1月、旧正月期間に巡回する同省の特殊警察隊員。

(1 / 8 枚)

2012年2月29日、英BBC中国語サイトによると、中国は群衆事件が頻発しやすい時期に入ったとして、河北省が社会秩序維持のため1万5000人の官員を農村へ派遣することが分かった。

その他の写真

中国紙・新京報が報じたところによれば、官員1万5000人が2月10日から5000余りの農村に派遣され、間もなく開催される「両会」(人民代表大会と政治協商会議)と今年秋に開催が予定されている中国共産党第18回全国代表大会の期間を中心に今後8カ月にわたって現地に駐在する。

派遣される官員は農村経済の育成への協力と農村の秩序維持に努めることを目的としている。河北省は首都・北京市を取り囲むように位置しており、北京への往来が最も多く、農村人口が省全体の7割を占め、北京での政府機関への直訴が最も多い省の一つ。同省で安定が維持されれば大規模な群衆事件が北京に飛び火する可能性や直訴・抗議活動が抑えられることになる。

今年は指導者交代の年にあたり、中国共産党第18回全国代表大会では政府上層部の人事に大きな変化が生じることになるため、大規模な社会抗議活動の発生を防ぎたい考え。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携