南京事件「生き証人」の証言を残せ、口述史分会を発足へ―江蘇省南京市

Record China    2012年2月27日(月) 13時8分

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23日、日中戦争時の旧日本軍による南京事件の「生き証人」が年々減少していることを受け、侵華日軍(中国侵略日本軍)南京大虐殺史研究会が「口述史分会」を発足させる準備を進めていることが分かった。写真は江蘇省南京市にある南京大虐殺記念館。

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2012年2月23日、日中戦争時の旧日本軍による南京事件の「生き証人」が年々減少していることを受け、侵華日軍(中国侵略日本軍)南京大虐殺史研究会が「口述史分会」を発足させる準備を進めていることが分かった。地元夕刊紙・揚子晩報が伝えた。

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江蘇省社会科学連合会副主席、江蘇省歴史学会会長、揚州大学副学長の周新国(ジョウ・シングオ)教授が22日、南京大虐殺記念館で「口述史研究に関する若干問題」と題した学術報告を行った。それによると、南京事件の生存者は200人余りとなり、平均年齢も80歳を超えている。そのため、口述史分会を発足させ、「生き証人」たちの証言を記録する作業を急ピッチで進めようというもの。

同記念館の朱成山(ジュー・チョンシャン)館長は「すでに150人ほどの証言を録画や録音の形で記録したが、これがすべてではない」と危機感を募らせる。口述史分会の発足後、専門家らによる調査チームを「生き証人」のもとへ派遣し、口述記録の収集を行っていく予定。(翻訳・編集/NN)

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