5Gの未来を展望とは?医療・自動運転・省エネなど広く応用可能

人民網日本語版    2018年4月10日(火) 19時40分

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5Gは2019年頃に中国で商用段階に入るが、これにはどのような特徴があり、ユーザーにどのようなサービスを提供できるのだろうか。

5Gは2019年頃に中国で商用段階に入るが、これにはどのような特徴があり、ユーザーにどのようなサービスを提供できるのだろうか。9日に開かれたボアオ・アジアフォーラム2018年年次総会のサブフォーラム「未来の通信」において、出席者は5Gネットワークをめぐり、その普及と応用シーンについて議論した。中国新聞社が伝えた。

アップルの葛越グローバルバイスプレジデントは、5Gネットワークの発展は3つの分野に特化すると判断した。(1)超大容量のデータ保存、VR・ARデバイスの応用を実現。(2)遅延の超短縮、医療機器の遠隔操作、リアルタイムのデータフィードバックを実現。(3)全スマートデバイス間の相互接続を実現。

葛氏は、「現在の5Gネットワークの弱点は、モバイル化の実現が困難な点にあり、4G技術をベースにモバイル化を実現しなければならない。そのため現在のところ、5Gネットワークはホットスポットとして使用し、最後の1キロのサービスを提供するしかない」と指摘した。

半導体メーカー・VIA Technologiesの陳文●(チェン・ウェンチー、●は王偏に奇)会長兼CEOは、「5Gネットワークは多くのシーンに応用できる。例えばネットワークのクラウド化により、新たなIoTの使用を実現する。これは携帯電話の技術変革を必要とするが、将来的にはより多くの技術を融合する。自動車も5Gネットワークのコミュニケーションの場になる」と話した。

エリクソンのレイフ・ヨハンソン会長は、「多くの医療機器は5Gネットワークによって結ばれ、多くのデータを集めスムーズに交換・保存し、医師のプラン決定を促すことができる。5Gネットワークはさらに、自動運転車の発展を促し、自動車の通信を支援し、自動運転の安全性を高める」と述べた。

ヨハンソン氏は、「省エネ・排出削減では、5Gネットワークを使い各種データを収集し、建築に用いる水と電力を計算することで、使用の効率を高めコストを削減できる」と指摘した。

葛氏は、「温度センサー、加湿器、照明などの装置とアップル製品との間でデータ交換することで、省エネ・排出削減の目的を達成できる」と例を挙げて説明した。(編集YF)

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