12年は政権交代選挙の年、中国はスケープゴートにされぬよう注意を―香港紙

Record China    2012年2月26日(日) 7時18分

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24日、香港紙は、今年は世界各国で政権交替の可能性のある選挙が実施されるが、中国はスケープゴートにされないよう十分な備えが必要であると説いた。写真は米オバマ大統領を毛沢東風にアレンジした「オバマオ」グッズ。

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2012年2月24日、香港紙・文匯報は、今年は世界各国で政権交代の可能性のある選挙が実施されるが、国際的な政局や安全に影響を及ぼすだけでなく、国内の矛盾を中国に転嫁するなどの傾向が見られるため、中国は十分な備えが必要であると説いた。中国新聞社が伝えた。

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各国の選挙の最終結果は現段階では判明していないが、各国の報道、特に欧米の報道を見ると、中国が候補者や政党間の焦点になっているケースが目立つ。貿易摩擦や人権問題に関して中国へ圧力を加えることが相互攻撃の必須のテーマとさえなっている。

主要国で実施される大統領選挙に際し、中国が話題にされ、票獲得のための標的やスケープゴートにされることが多い。特に欧米では、候補者が矛盾を転嫁し、中国をやり玉に挙げることが習慣化している。

中国国際問題研究所の曲星(チュー・シン)所長は「今年は政権交代選挙の年に当たっている。関係国の中国に対する政策の安定を願うが、西側諸国の選挙、特に米国では政党間の論争で外交政策を焦点にしている」と指摘した。

北京大学国際関係学院の王逸舟(ワン・イージョウ)副院長は「主要国家の大統領選挙の際は国際情勢や安全保障に一定の衝撃や動揺を与える『選挙シンドローム』が発生するため、中国は十分な準備をする必要がある」と話す。

専門家は「政治や経済の変動サイクルがめまぐるしくなり、振幅幅が増大することにより、マイナス面の効果は必然的に大きくなる。こうした状況の下で中国は問題が政治化することや感情的になることに警戒し、中国との関係が一部の国内政治の“人質”になることを防止する必要がある」と提言している。(翻訳・編集/HA)

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