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清明節連休期間中、観光消費、文化的需要が活発で、中国全国で国内旅行に出かけた人は前年同期比8.3%増の延べ1億100万人だった。写真は中国の観光客。
中国旅游(観光)研究院が旅行サイト「Lvmama」旅游網と共同で発表した清明節(先祖を祭る中国の伝統的な祭日、今年は4月5日)に合わせた3連休の「観光及び観光地消費報告」によると、同連休期間中、観光消費、文化的需要が活発で、中国全国で国内旅行に出かけた人は前年同期比8.3%増の延べ1億100万人だった。また、観光収入は前年同期比8.0%増の421億元(約7157億円)だった。観光客1人当たりの支出額は417元(約7000円、ガソリン代などを含む)。301〜500元(約5100〜8500円)の割合が最多で39.68%。次に多かったのは501〜1000元(約8500〜1万7000円)で34.75%だった。中国網が伝えた。
連休期間中、郊外散策や親子で行楽に出かける人が主で、親子で行けるテーマパークや山の観光地などが人気だった。
また、90後(1990年代生まれ)が清明節に合わせた連休中の観光市場を主導し始めている。今年の同連休中、観光地の入場券を予約した観光客のうち、90後の割合が最多で40%。次に多かったのが80後(1980年代生まれ)で37.3%だった。家庭を持つようになっている90後、80後は家族や友人らと旅行に出かけるのを好み、1泊2日、2泊3日の親子旅行、家族旅行、家族と友人で行く旅行がメインとなっている。観光地が人気になっているほか、文化的要素への注目も高まっている。
「報告」によると、思い付きで旅行に出かけている若者が多いというのは興味深い。1〜2日前の予約が60%、当日予約が28%に達した。選ばれている入場券を見ると、大人の入場券の割合が最も多く、ファミリー券、カップル券などの人気も高まっている。旅行アプリを通して入場券を予約する若者が増加しており、観光地の入場券のオンライン予約の浸透率も右肩上がりとなっている。
その他、観光関連のさまざまな消費の中で、中心的存在なのが観光地。中国全国の各人気観光地に観光客が押し寄せ、市場は35%拡大した。うち、文化系観光地の入場のための消費が前年同期比58%増、文化系イベントの来場者が同比12%増となった。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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