中国人はダイエットにいくら使うのか

人民網日本語版    2018年4月10日(火) 5時0分

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物質的な生活水準の向上と健康意識の高まりにともない、国民を挙げての健康ブームがわき起こり、健康消費市場のニーズは旺盛で、ダイエットが健康のための重要な目的の一つになっている。

物質的な生活水準の向上と健康意識の高まりにともない、国民を挙げての健康ブームがわき起こり、健康消費市場のニーズは旺盛で、ダイエットが健康のための重要な目的の一つになっている。「食べる量を減らして、たくさん運動する」だけでなく、ダイエット会社のダイエットプログラムやダイエット商品を購入することで、脂肪を落とし、やせる目的をかなえようとする消費者も多い。「国際商報」が伝えた。

中国社会科学院がダイエット商品ブランド・緑痩と共同でこのほど発表した第2回中国ダイエット指数段階的研究によると、北方エリアの人々は体重の基準超過率が南方の人より高く、ダイエットをする人はダイエット商品に惜しみなくお金を使う傾向があり、毎月の消費額が500〜2千元(1元は約16.9円)という人の割合が36.3%に達し、2千〜5千元は38.1%、5千〜1万元は22.5%、1万元以上が3.1%に上った。

北京市に暮らす王さんは今年の春節(旧正月、今年は2月16日)からダイエットを始めた。それから2カ月ほどで約4万元をつぎ込み、ダイエット薬や置き換え食品を買ったり、スポーツジムに入会したりした。王さんは、「年齢が上がって代謝が悪くなったので、ただ食事を制限したりジョギングしたりしても、なかなか効果が出ない。早くやせたいので思い切ってお金を使うことにした」と話す。

王さんのようにダイエットに大金を惜しまず投入する人は決して少数ではない。北京のサラリーマンの郭さんも、「ダイエットのために8千元ほどするウェア型振動マシンと3千元のゴールドカラー振動マッサージ棒を購入した。それ以外にここ2カ月間に摂取した代替食品の価格は数千元になる。やせられるなら、いくら使っても惜しくない」と話す。

ダイエット商品が高額であるだけでなく、ダイエット企業のプログラムも決して安価ではない。現在、北京エリアのダイエット企業のプライベートプログラムのレッスン料は1時間あたり200〜800元で、週に3回レッスンを受けると、毎月のレッスン料は数千元になる。スポーツジムは会員制のところが多く、たとえばあるジムは2年分2万1千元の会費を前払いすると、その間はいつでも、何回でも利用が可能だ。入会を検討していた消費者は、複数のジムを比較検討した上で、もっと安いジムを選んだと話す。

北京のヨガトレーニング機関によると、春節後にダイエットヨガプログラムに申し込む女性が目立って増加しており、小規模クラスコースの年会費は6千元ほどで、プライベートコースは2万元を超えるという。

ダイエット消費や健康消費がブームになり、一部の企業はインターネットやビッグデータなどの技術を利用して新商品を打ち出し、ますます熱を帯びる市場でパイの分け前にあずかろうとしている。3月28日に行われた北第19回中国国際ダイエット大会では、多くの企業がハイテク技術によるダイエット補助商品を出品していた。価格6999元のダイエットウェア、1時間あたり150元で利用できる特製のダイエットサウナボックスなどが登場した。(編集KS)

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