ブルガリアが中国企業の欧州参入の足掛かりに―ドイツメディア

Record China    2012年2月26日(日) 12時28分

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21日、ドイツメディアは中国企業の欧州戦略がブルガリアから始まっていると報道した。なぜブルガリアからなのか。中国の欧州戦略の実態は?写真はブルガリアの首都ソフィア。

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2012年2月24日、環球時報によると、ドイツのニュース番組・ターゲスシャウ(tagesschau)電子版は21日、ブルガリアが中国企業の欧州進出の足掛かりになっていると伝えた。

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中国自動車業界は欧州で最初の試練を経験し、再起し始めている。ブルガリアから欧州市場開拓を始めているが、それは自動車に限ったことではない。中国の自動車メーカー・長城汽車は最近、ブルガリアのロベチで5車種年間7万台を生産する工場の建設に着手した。東欧、スカンジナビア半島、英国への販売を予定しており、手ごわいドイツ市場も視野に入れている。

なぜブルガリアからなのか。それは両国が長い友好関係にあることと関係があるだろう。ブルガリアは世界で2番目に中国を国として認めた国だ。しかも、中国を発展途上国とみなして、中国からの投資には優遇措置を認めている。中国は農業分野でも投資を始めており、電力業界への参入もにらんでいる。

中国人の工業やインフラに対する投資は、欧州危機による投資不足の緩和に役立っているという意見もある。ブルガリアの首都・ソフィアから40kmの小さな町には、中国製太陽光パネルが広がっている。安価なだけでなく10年間の品質保証がつき、勤勉な中国人スタッフが安定した電力供給を運営している。実際、すでに中国の電力会社は現地で独占企業との競争を始めている。同様の展開は欧州のほかの地方でも繰り広げられている。(翻訳・編集/渡邊英子)

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