中国政府が国内生産のシェールガスに減税措置、商業化促進で国内需要に対応

配信日時:2018年4月8日(日) 9時50分
中国政府が国内生産のシェールガスに減税措置、国内需要に対応
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中国政府は国内生産のシェールガスに対する資源税の課税を3割引き下げると発表していたことが分かった。自国市場の需要に対応するため商業化を促進する考えとみられる。資料写真。
中国メディアの界面新聞によると、中国政府財政部と税務総局が3月末、国内で生産されたシェールガスに対する資源税の課税を2018年4月1日から21年3月31日まで3割引き下げると発表していたことが分かった。自国市場の需要に対応するために商業化を促進する考えとみられる。

シェールガスに対する課税率の6%を3割引き下げるとした。21年3月31日まで、4.2%の税率が適用されることになる。中国政府はこれまで、国内生産のシェールガスに対して助成金を支給してきた。2012〜15年は1立方メートル当たり0.4元(約6.8円)で、16〜18年は0.3元、19〜20年は0.2元としている。一方で、減税措置は今回が初めてだ。

中国で、これまでシェールガス事業を手掛けてきたのは中国石油化工集団(中石化)と中国石油天然気公司(中石油)の2社だ。

中石化が手掛ける四川盆地のシェールガス田は中国におけるシェールガス埋蔵量の70%を占めるとされている。同社が2017年に生産した天然ガスは前年比19.1%増の原油換算448億7900万バレルだった。シェールガスを主力とする非従来型ガスは天然ガス生産量の4分の1を占めたという。

同社の2018年における天然ガス生産の目標値は前年比6.8%増の276億立方メートルで、今後6年以内に天然ガスの年産量を600億立方メートルに引き上げる方針だ。

中石油は2017年末までに、傘下の西南油気公司の天然ガス日産量が6900万立方メートルに達し、うち400万立方メートルが四川省にある長寧シェールガス田での生産分とした。生産量は今後も増加するという。同社は2020年におけるシェールガス生産量の目標を100億立方メートル、25年は200億立方メートルとしている。

中国ではこれまで、シェールガス生産量の伸びが需要増に追いついていなかった。2017年における天然ガス消費量は前年比17%増の2352億立方メートルで、国内における天然ガス生産量は同8.5%増の1472億立方メートルだった。一方でシェールガス生産量は過去3年間連続で前年比7%増程度にとどまった。2017年における天然ガスの対外依存率は12年比で10ポイント上昇して、39%に達した。

界面新聞によると、中国石油大学の劉毅軍(リウ・イージュン)教授は中国におけるシェールガスについて、商業化が一定の段階に到達すれば急速な発展を示すとの見方を示した。米国において2005年に「技術的突破」が実現した後には、原油価格が下落する状況にあってもシェールガスが急速に発展したことを踏まえての見方という。(翻訳・編集/如月隼人

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