香港に続き…中国人の「越境出産」を一掃へ、来年の法改正で―カナダ

Record China    2012年2月24日(金) 13時51分

拡大

22日、カナダ政府が子どもにカナダ籍を取らせる目的で妊娠を隠して観光ビザや留学ビザで入国し、出産する中国人女性を徹底的に取り締まる方針を示している。写真は10年、湖北省襄陽市内の病院で開催されたパパママ学級。

(1 / 3 枚)

2012年2月22日、カナダ華字紙・明報によると、カナダ政府は子どもにカナダ籍を取らせる目的で妊娠を隠して観光ビザや留学ビザで入国し、出産する中国人女性を徹底的に取り締まる方針を示した。中国新聞網が伝えた。

その他の写真

中国人富裕層の間で香港や米国、カナダで出産し、わが子に現地籍を取得させる「越境出産」がブームになっている。わが子の幸せは世界中の親に共通する願い。少しでも良質な福祉や教育を与えたいという気持ちは分かるのだが、問題はそのやり口だ。悪徳仲介業者に導かれるまま、妊娠を隠して観光ビザや留学ビザを取得、まんまと現地で出産してしまう。

香港ではすでに大問題となっており、新聞広告に「越境出産」を反対する広告まで出現。そのため、最近では米国やカナダに渡る中国人妊婦が急増中だ。特にカナダは現地生まれの子供が2歳になれば両親の移住が可能になる利点がある。そんな中、カナダ政府は来年改正される「公民法」でこうした違法行為を一掃させる決意を表明した。

カナダ移民局のNejatian Kasra報道官は「カナダ人にとってカナダ籍は世界で最も大切なもの。こんな形で取得されてしまうのは非常に不公平だと感じている。カナダ政府は制度の公平化を図るため、そしてカナダ籍の価値を保つため、努力していく」と述べている。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携