中国駐米大使「台湾の平和統一がうまくいかねば、武力統一も辞さない」

Record China    2018年4月6日(金) 14時0分

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中国の崔天凱駐米大使はこのほど中国国営の英語国際チャンネルの番組に出演して、台湾の武力統一を肯定する発言をした。資料写真。

中国メディアの環球網によると、中国の崔天凱駐米大使はこのほど、中国中央電視台(中国中央テレビ)の英語国際チャンネル、CGTNの番組に出演して、中国による台湾の武力統一を肯定する発言をした。

米国では軍人を含む台湾高官との相互訪問や交流を促進する台湾旅行法が3月16日、トランプ大統領が署名したことで成立した。中国は、「一つの中国」の原則という米中の合意に反するとして、強く反発している。

崔大使は「台湾は中国にとって領土の完全性や国家主権、統一を意味する。核心的利益であり妥協の余地はない」と主張。「一つの中国」は米中関係の政治上の基礎であり、いかなる者であれこの原則を破壊しようと企てた場合には、極めて深刻な結果をもたらすと強調した。

崔大使が出演したCGTNは中国当局による国際放送であるだけに、質問する側も中国の公式見解に沿った形で崔大使の回答を誘導した。「あなたの意味することは、『反国家分裂法』に基いて、何者かが(台湾は中国の一部であるという)この原則を破壊した場合には、戦争が勃発するということなのですか?」との質問に対して、崔大使は「目を開いて待っていなさい。その時になれば分かります」と答えた。

崔大使はさらに「われわれは平和統一を追求します。しかし、この方式がだめなら、われわれは別の方式で統一します」と述べた。(翻訳・編集/如月隼人

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