清華大学とアリババが機械に「五感」を持たせ、「感情」を理解させる試み―中国

人民網日本語版    2018年4月4日(水) 20時30分

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清華大学とアリババは、清華大学―アリババナチュラルインターフェース体験共同実験室を設立し、「次世代マンマシンナチュラルインターフェース」の未来を模索すると発表した。

清華大学アリババは、清華大学―アリババナチュラルインターフェース体験共同実験室を設立し、「次世代マンマシンナチュラルインターフェース」の未来を模索すると発表した。新華網が伝えた。

同実験室は感情認識コンピューティング模型の構築などにより、機械に人の感情を識別させ、理解させる計画だ。また、人の視覚・聴覚・触覚・嗅覚などの感知能力を模倣し、機械の「五感」を構築する。五感を持ち感情を理解する機械が登場すれば、人と機械の関係を徹底的に覆すことになる。

同実験室の研究者は、「これまで機械は受動的にコマンドを受けていたが、未来の機械は自ら人の感情やボディーランゲージなどの要素を認識し、それに応じて感情を表現できるようになる」と具体的に説明している。

例えば帰宅すると、スマートスピーカーの「天猫精霊」がその人の精神状態に合わせた音楽を流したり、音声やテンポを調整する。スマートホームデバイスはその人の健康状態に応じて、室内の室温や換気、採光を調節する。

同実験室の研究開発者は、「機械に聴覚・視覚・触覚などの五感を持たせ、さらに感情認識コンピューティングを通じ、機械がある面では人以上に人を理解できるようにする」と話した。

情報によると、同実験室が開発するマンマシンナチュラルインターフェース技術は、人と環境のインターフェースを重点的に改善する。これには居住空間におけるシーンのほか、さらには新型小売や自動運転などのシーンも含まれる。これまで科学研究機関の開発には、シーンとの結合が不足していたため、アリババの幅広い業務シーンは、この新技術のトレーニングの場になるとみられている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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