サッカー鹿島VS上海で「ふざけたロスタイム」論争、中国メディアが曲解も

Record China    2018年4月4日(水) 15時30分

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4日、中国のスポーツメディア・新浪体育は、3日に行われたAFCチャンピオンズリーグの上海申花と鹿島アントラーズの試合のアディショナルタイムが日本で物議を醸していると伝えた。資料写真。

2018年4月4日、中国のスポーツメディア・新浪体育は、3日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の上海申花と鹿島アントラーズの試合のアディショナルタイムが日本で物議を醸していると伝えた。

同日に上海のホーム・虹口体育場で行われた試合は、前半に上海申花がPKなどで2点をリードして折り返すも、後半に鹿島が立て続けにゴールを奪い追いつき引き分け。この結果、勝ち点1を加えた鹿島は決勝トーナメント進出を決めた。

新浪体育は、日本のメディア「サッカーダイジェスト」の「まさに『ふざけたロスタイムだ!』鹿島が不可解ジャッジにも負けず気迫のドロー!!」と題された記事を紹介している。ちなみに「ふざけたロスタイム(アディショナルタイムのかつての呼び方)」とは、かつてサッカー解説者の松木安太郎氏が残した名言だ。

この試合で引き分ければ決勝トーナメント進出が決まる鹿島に対し、上海申花はホームで勝利が欲しいところ。2−2の終盤、上海申花が攻勢に出て鹿島は押し込まれる。記事では、第4審判によって表示されたアディショナルタイムが「4分」だったにもかかわらず、実際には「5分30秒」に達してようやく試合終了の笛が鳴らされたと紹介。上海申花に攻撃の時間を与えた「不可解な判定」だったと指摘し、ツイッター上で鹿島のファンからマレーシア人主審に対する不満の声が挙がったと伝えている。

サッカーダイジェストは上海申花を直接的に批判しているわけではないが、新浪体育は「日本メディアが上海申花は審判に頼ったと批判」と、まるで上海申花を批判しているかのような伝え方をしている。そのためか、中国のネットユーザーからは日本に反発する声が少なくない。また、「審判は日本に味方していたように見えた。鹿島のファウルを何度も見逃した」「本当に審判が上海に味方していたら、少なくとももう一つはPKをもらえる場面があったはず」と主張する声も。

一方で、「(アディショナルタイムの長さは)確かにちょっとおかしい」「正直に言って審判の助けがあったのは明らか。でもそれを(上海は)生かせなかった」という声や、「日本のサポーターがアディショナルタイムが長いと批判するということは、上海申花のパフォーマンスがそれだけ悪くなかった(上海の方が押し込んでいた)ということ」と冷静にとらえる声も出ている。(翻訳・編集/北田

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