天宮1号の被害は本当にないの?外交部会見で記者が繰り返し質問―中国

Record China    2018年4月3日(火) 11時20分

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2日、中国外交部の定例記者会見で、同日大気圏に再突入した中国の宇宙実験室「天宮1号」に関する質問が繰り返し出された。

2018年4月2日、中国外交部の定例記者会見で、同日大気圏に再突入した中国の宇宙実験室「天宮1号」に関する質問が繰り返し出された。

中国国営新華社通信の報道によると、天宮1号は2日午前8時15分(日本時間同9時15分)ごろに大気圏に突入、大部分は燃え尽きたという。

外交部の定例会見では記者から「天宮1号は南太平洋の上空で大気圏に突入したと発表されたが、残骸が落下した具体的な場所はご存知か」との質問が出た。これに対し、耿爽(グン・シュアン)報道官は「中国有人宇宙プロジェクト弁公室の発表はあなたも見たと思うが、それ以外に提供できるより詳細な情報はない。私がここで強調したいのは中国が天宮1号の大気圏再突入を高度に重視し、この件に当たって来たということだ。中国は国連宇宙部に何度も状況を報告し、情報の透明性を維持してきた」と回答。

また、「中国側は天宮1号の破片の南太平洋海域落下を確認済みか。大気圏突入時に全てのパーツが燃えたことを確認しているのか」との質問には、「大部分のパーツは大気圏再突入の際に燃えており、こうした説明はかなりはっきりしているはずだ。私の知るところでは地上での被害は見つかっていない」と答えた。

記者がさらに「中国はいかなる損害も引き起こしていないことを確認しているという理解でよいか」と突っ込んで聞くと、耿報道官は「もう一度言うが、私の知るところでは地上での被害は見つかっていない」とした。(翻訳・編集/野谷

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