2012年2月17日、ラジオ局・中国の声の番組「新聞縦横」で、昆明理工大学のキャンパス内に5つ星ホテルが存在していることが分かった。チャイナフォトプレスが伝えた。

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このホテルは11年7月竣工し、現在すでに使用されている。宿泊料は1泊400元（約5000円）から2000元（約2万5000円）だ。昆明理工大学の広報担当者は「このホテルは国際学術交流センターの付帯施設で、主に大学間交流や外国の要人、専門家、学者の訪問時や一部外国人留学生の住居として使用している。中国人としてのプライドを保つには必要な施設だと考えている」という。しかし、肝心の国際学術交流センターはまだ建設中だ。

このニュースはネットでも関心を呼んでいる。大学には国際学術交流センターは必要で、それに付帯する宿泊施設も必要だろうが、5つ星ホテルである必要はどこにあるのかという意見。「すでに5つ星ホテルは完成しているのに、肝心の学術交流センターが建設中とは、なにが中心のプロジェクトなのか分からない。本末転倒の感は否めない」というコメントには多くの共感が寄せられている。ほとんどが批判的な意見だ。これに対し、同大学の報道担当者は長期滞在の施設はアパートメントで5つ星ホテルではないと苦しい弁明をしている。（翻訳・編集/渡邊英子）