中国高速鉄道、一部路線の食堂車に「ぼったくり席」、高額茶葉売りつける―中国メディア

Record China    2018年4月2日(月) 17時10分

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2日、中国メディアの澎湃新聞は、中国の高速鉄道の一部の路線の食堂車に、高額な茶葉を購入しなければ座ることのできない専用席が設けられているとする告発が読者からあったと伝えている。写真は中国の高速鉄道。

2018年4月2日、中国メディアの澎湃新聞は、中国の高速鉄道の一部の路線の食堂車に、高額な茶葉を購入しなければ座ることのできない専用席が設けられているとする告発が読者からあったと伝えている。記者が潜入調査したところ、茶葉の包装紙に虚偽の生産者名と電話番号などが記されていたことも分かったという。

問題となっているのは、青島長沙南を結ぶ高速鉄道のG920と、栄成と上海虹橋を結ぶG485の食堂車。

記者が実際に同列車に乗車したところ、専用席は実在した。茶葉は68元(約1146円)から480元(約8096円)までいくつかの種類が販売されているが、通常よりかなり割高な価格設定だという。また茶葉の包装紙には、生産者として福建省安渓県の会社名が記されていた。しかし、この茶葉は同社が生産したものではないことが分かった。電話番号の誤りについて、茶葉の販売会社は「印刷ミス」によるものと説明したという。

記事は、北京の弁護士の話として「事業者側が優位的な立場を利用して設定した価格を消費者に押し付けるのは不公平かつ不合理だ。偽造もしくは食品安全基準を満たさない茶葉に対しては、消費者は『食品安全法』第148条の規定により、支払った金額の10倍の賠償金を請求できる」などと伝えている。(翻訳・編集/柳川)

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