選手全員が真っ黒の衣装で出場!韓国新体操の代表選抜戦に賛否両論

Record China    2018年4月2日(月) 8時20分

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30日、韓国メディアによると、新体操の韓国代表選抜戦に選手全員が上下黒の衣装を着て出場し、物議を醸している。資料写真。

2018年3月30日、韓国・SBSによると、新体操の韓国代表選抜戦に選手全員が上下黒の衣装を着て出場し、物議を醸している。

記事は「新体操において衣装は、選手の芸術性と個性を表現する重要な要素」と説明した上で、「ところが大韓体操協会は服装に関する規定を新設し、今年から韓国代表選抜戦の衣装を黒の7分丈の上下のみに限定した」と伝えている。そのため10日に行われた選抜戦では全選手が同じ服装で出場。演技の途中に上衣がめくれて肌が露出してしまう選手もいたという。新体操関係者からは「美しさを表現するという競技の性格に合わない」と不満の声が続出しており、ある関係者は「芸術性に衣装も含まれているのに、蟻のように黒い衣装を着て踊れと言うので、私たちも困惑している」と話しているという。

さらに記事は「競技力の面でも良くない」と指摘し、「国際大会では選抜戦と違い、装飾の施された衣装を着て出場するため、手具を扱う方法が違ってきてしまう」と説明した。

これに対し、大韓体操協会のハン・チュンシク専務理事は「短足の選手が足の長く見える衣装を着るなど、衣装で体の部分部分を隠すことができる。選抜戦ではそれより実質的な姿勢を見ようという趣旨」と説明したという。

これについて、韓国のネットユーザーからは「良い試みだ」「同じ衣装の方が公平な審査ができる」「協会側の意見も一理ある。黒なら選手の体の動きがよく見えるし、わざわざ選抜戦の衣装にお金を費やす必要はない」「意味ある規定。実力だけを見ようということだから。黒い服が原因で実力が出せないということはない」「新体操はスポーツ?ファッションショー?衣装ではなく実力で勝負を!」など協会側に賛同する声が多く寄せられている。

一方で「協会のしそうなこと。驚きもしない」と呆れた様子のコメントや、「自分の良いところをアピールし、悪いところを隠すのも能力の1つ」「まるで北朝鮮」と反論する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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