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中国が南シナ海「禁漁期」を宣言、ベトナムが「一方的、主権侵害」として改めて猛反発―中国メディア

配信日時:2018年3月29日(木) 13時50分
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中国政府が南シナ海の広い範囲を外国漁船を含めて禁漁期と宣言したことに対して、ベトナムが猛反発している。中国メディアの環球網が伝えた。

中国農業部(農業省)は2月、北緯12度線以北、広東省と福建省の境界海域までについて5月1日から8月16日まで禁漁期とすると発表した。

同海域は、中国やベトナム、フィリピンが領有権を主張するスプラトリー諸島(中国名:南沙群島)よりも北だが、中国とベトナムが領有権を主張し中国が実効支配するパラセル諸島(西沙群島)の周辺海域や、ベトナム北部や中国領の海南島などで囲まれるトンキン湾も含まれる。

28日付環球網によると、ベトナムメディアの「青年報」が27日、ベトナム漁業協会は最近になり、中国の禁漁期設定は一方的行動でありベトナム漁民の合法的権利を侵害するとして、強い反対を声明したと報じた。自国の農業省、外務省、首相に対して自国漁民の権利を守る措置を取るよう求めたという。

ベトナム外務省の報道官も同問題について、中国の禁漁期設定はベトナムの主権と権益を侵害するものであり、南シナ海地区の平和と安定や中越関係の発展に有害と批判した。

中国は、2014年に成立した改正・中華民国漁業法を根拠として、南シナ海における禁漁期を設定しており、禁漁期に中国が指定した海域で漁船が操業すれば、外国船であっても漁船や漁獲物を押収する場合があるとしている。ベトナムは毎年のように中国に抗議しているが、中国は受け入れていない。

環球時報の取材に対して広西チワン族自治区社会科学院東南アジア研究所の古小松(グー・シャオソン)所長は、中国の禁漁期設定は極めて正常な行為と説明。漁業資源を持続可能な状態に保護するものであり、自国の主権を維持するもので、堅持せねばならないと述べた。

さらに、中国漁船も禁漁期には一般的に出漁しないとして、「他の国、特にベトナムは該当海域への出漁を奨励しているようだ。だから衝突する可能性が高まる」と論じた。

中国が定めた禁漁期では毎年、大量のベトナム漁船が該当海域で中国公船に追い払われたり、漁獲物を押収されたりしているという。(翻訳・編集/如月隼人)
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