日本の中学校の道徳教科書にLGBT、中国ネットで賛辞続々=「敬服せざるを得ない」「国を愛したくないわけではないけど…」

Record China    2018年3月30日(金) 12時10分

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28日、LGBTの情報を紹介する微博アカウントが、日本の中学校の道徳教科書にLGBTの内容が盛り込まれる見込みだと伝えた。資料写真。

2018年3月28日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で性的少数者(LGBT)の情報を紹介するアカウントが、「日本の中学校の道徳教科書にLGBTの内容が盛り込まれる見込みだ」と伝えた。

先日、文部科学省が中学校の道徳教科書の検定結果を公表し、道徳教科書を出版する8社中4社がLGBTの内容を盛り込んだほか、全ての出版社が校内いじめに関する内容を盛り込んだ。検定を担当した金沢工業大学の白木みどり教授は「教材によって中学生がLGBTや社会の多様化について正しく理解し、校内いじめの発生が減ることを願う」と語ったという。

また、新しい教科書は2019年4月より採用される予定であるほか、「高校の教科書ではすでに2年前からLGBTに関する内容が盛り込まれている」と記事は説明した。

これを見たネットユーザーからは「素晴らしい」「ナイスだ!」「敬服せざるを得ない。日本は先進的な概念をとても速やかにに受け入れる時がある」「思想の遅れこそが最も恐ろしい。日本はしっかりやっている」「さすがは先進国」「愛国うんぬんは関係なし。日本はわれわれよりちゃんとやっているというのが事実。そこには何の主観もない」など、日本の取り組みを称賛するコメントが多く寄せられた。

また「日本は前進しているのに、わが国は前に進まない」「いや、進まないどころか後退している」「後退し続けているのは中国ぐらいだろう」など、経済や技術の発展が進む一方、マイノリティーや多様性に対する理解が進まない中国の状況を嘆くユーザーもいる。さらにLGBTの1人として「国を愛したくないわけではないけど、自分のことを『変態だ』『価値観に反する』などと称する国を愛することはできない!」と怒りを示す人もいた。(翻訳・編集/川尻

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