韓国でPM2.5濃度が過去最悪に、ソウルでは自動車の通行規制も―中国メディア

Record China    2018年3月27日(火) 16時20分

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26日、中国メディアの澎湃新聞は、韓国メディアの報道を引用し、韓国でPM2.5濃度が過去最悪になったと伝えた。写真はソウル市。

2018年3月26日、中国メディアの澎湃新聞は、韓国メディアの報道を引用し、韓国で微小粒子状物質PM2.5濃度が過去最悪になったと伝えた。

韓国・聯合ニュースによると、今年最悪のスモッグが25、26の両日韓国で発生し、ソウルやキョンギドなどの首都圏のPM2.5濃度が、測定を開始した2015年以来の最高値となった。26日午前9時の時点で韓国のほとんどの地域でPM2.5濃度が重度汚染のレベルに達し、ソウルでは1立方メートル当たり88マイクログラム、プサンで53マイクログラム、クァンジュで68マイクログラム、テジョンで55マイクログラム、キョンギドで66マイクログラム、カンウォンドで52マイクログラム、チェジュで56マイクログラムとなったという。

特にソウル、インチョン、キョンギドなどの首都圏では前日に続いて2日連続で重度の大気汚染となったため、「政府は26日午前6時から『スモッグ天気応急排出削減措置』を始動し、ナンバーの末尾の数字が奇数か偶数かで行われる交通規制を始めた」と記事は伝えた。

記事によると「25日のソウルのPM2.5濃度は、1立方メートル当たり99マイクログラム、キョンギドは102マイクログラムに達し、測定開始以来の最高値となった。これまでの最高値はソウルが昨年12月26日の95マイクログラム、キョンギドが今年1月16日の100マイクログラム」だった。

韓国環境部は、「重度の汚染物質が朝鮮半島を襲っている中で、大気の流動性が緩慢になった影響を受け、韓国国内で発生した汚染物質も消失しなかったため、深刻なスモッグとなった」と分析。26日午前には韓国の一部地域では濃霧も発生し、視界が悪くなったという。

中国メディアの新華社は、「今年1月にソウル市は、スモッグ対策として公共のバス料金を2回無料にしたが、コストが高い割には効果があまり表れず、市民からの支持もあまりなかったため議論となっていた。ソウル市は2月末に深刻なスモッグ発生時のバス無料を中止せざるを得なかった」と伝えた。(翻訳・編集/山中)

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